1度は行きたい!東京近郊でも見られる幻想的な絶景ポイント(千葉編)

絶景というと飛行機に乗って遠くまで行かないと見れないのではという印象がありますが、探してみれば意外と近くにとても素敵な景色があります。

東京近郊にも実は素敵な景色が見れる場所はたくさんあるんです。

今回は都内から1,2時間で行ける絶景スポットのうち千葉方面の絶景をまとめてみました。

 

鹿野山九十九谷展望公園

仲間内では「つくもだに」と言っていましたが正式には「くじゅうくたに」というようです。

君津ICを降りて房総スカイラインで鴨川方面に進みマザー牧場方面に向かって進みます。

ETCをお持ちでしたら君津PAから直接出られます(君津スマートIC)のでそのほうが早いです。
鹿野山ゴルフ倶楽部に囲まれるように公園がありますので、鹿野山ゴルフ倶楽部を目指して来れば解りやすいと思います。

こちらのおすすめは早朝の雲海です。

千葉県は高い山はありませんが九十九谷展望公園からの眺めは連峰を想像させる感じです。

その山々の谷に雲がかかり雲海が形成されます。

私は5月ごろに訪れたため雲海という感じではありませんでしたが、それでも幻想的でした。

大山千枚田の日の出を撮りに行ったあとに寄ったので時間的にもちょっと遅かったですね。

日の出時間か日の出から1,2時間が霧が残っていて雲海を撮るにはベストな時間かと思います。

条件が良ければこんなすてきな写真が撮れるようです。

出典:まるごと e!ちば

■ 基本情報
・名称:鹿野山九十九谷展望公園(かのうざんくじゅうくたにてんぼうこうえん)
・住所: 千葉県君津市鹿野山
・アクセス:館山道君津ICよりR465経由、鹿野山方面へ25分
・電話番号:0439-56-1581(君津市総務課)
・公式サイトURL:https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kanko/2230.html

 

濃溝の滝

instagramに投稿された一枚の写真で一躍有名になったホットスポットです。

写真で有名になった場所は本当は「岩亀の洞窟」といい、濃溝の滝とは別なのですが、現在は濃溝の滝として認知されていますので説明は濃溝の滝として進めます。
(また、実際には農溝の滝と書くという話もありますがこれも割愛します)

写真の通りジブリ映画を思わせるような幻想的な風景です。
濃溝の滝は、ロストデイズの撮影でも使われていたそうです。

自然の神秘ともいえる濃溝の滝ですが、実はここは人工的に彫られた洞窟で、滝の部分も人工的なものなのだそうです。そのため今まで特に話題にならなかったようです。

かつて大きく迂回していた川を川の流れを変えるために江戸時代末期に人工洞窟の中に通したんだそうです。人間が作り出したとは思えない絶景ですね!

濃溝温泉 千寿の湯」に隣接している「清水渓流公園」の一角にあり、公園は散策路となっています。
一周するには15分ほどの散策路なので、簡単なウォーキングにも良いですね。

公園内の散策路には、「幸運の鐘」というモニュメントがありますので、カップルでいかれてもよいのではないでしょうか。

写真のような日が差し込むのは早朝ですので、日の出に合わせて訪れるのがおすすめです。
といっても今は大変な人気となっており、写真撮影の場所取りは大変なことになっています。

中でも3月と9月(春分の日、秋分の日前後)は以下のように洞窟から差し込む朝日がハートに見えるということで、特に混雑します。

不思議なことに季節によって光の差し込み方が違うのも濃溝の滝の面白いところです。

最初の写真は5月に撮影に行った写真だそうですが、左から日が差しています。
一方以下のように3月、9月の時期は光が右から差して、ハートのように見えます。
四季折々で楽しめるのも濃溝の滝の良いところですね。

 

私も3月18日に撮影に行ってきましたが、朝の4時半に現地に到着したら駐車場にはすでに30台ほどの車が駐車していました。

「マジかぁ」思いながら身支度をして、滝の場所までの10分弱の真っ暗な道を進みましたが、案の定滝の前の撮影スポットはものすごい人だかり
実際に日が差し込むのは7時過ぎてからですので、4時半に来る物好きもいないだろうとタカをくくっていましたが完全に見誤りました。

その後の江川海岸の撮影の際に知り合った方が当日の一番乗りだったという話を聞いて、何時に来たか聞いたところ2時過ぎに入ったとのことでした(こりゃ勝てんわ^^;;)

ちなみにその人は江川海岸も一番乗りでした(笑)

 

ハートに見える撮影場所は限られており、そこはもう空いていませんでした。
仕方なく5mほど手前(左側)に三脚を立てて、コンビニのおにぎりをかじりながら2時間半ほど、日がさすのを待ちました。

洞窟からみて真正面に設営

撮影できた写真はこちらです。


一番光が差し込んだのは7:30頃

 

撮影場所の混雑具合です。
これで朝の6時くらいです。(2017年3月18日 土曜日)

最前列で三脚を立てるには4時到着をめどに計画されることをおすすめします。
(それでもハートが撮れる場所は難しいです)

ハートに撮れる位置は写真の最奥の付近です。
足元は水に浸かりますので、寒さとの戦いとなります。(長靴を履いていてもとても寒いです)

奥の方で撮影できるとこんな感じで撮れます。

一番光のいい時間(3月18日だと7:30位)は激混みで、カメラを手持ちして後ろから撮るのも困難なほどでしたが、先に陣取っていた方たちが少し引けてくると撮影ができますので、ハートの写真が撮りたい場合は根気よく待ってください。

上の写真は光の差し込みの一番いい時間を超えたところなので、ハートの先端が少し切れたような感じとなっていますが、これくらいの写真でしたら撮影が可能です。(この写真で7:58です)

 

撮影スポットは現在ロープによる規制がされており、浅瀬の部分も立入禁止となっています。
(もっと暖かくなったら入れるようになるのかもしれません)

長靴がないと撮影ポイントに制約がでますので忘れずに準備をしていってください。
(ご覧のように一番奥の方は水の中に入って撮影しています)

現地までのアクセスもよいのでおすすめですが、現在は非常に人気が高くて、土日は人が写りこんでしまって思ったような構図で写真を撮ることが難しいです。

写真目的の人は平日の早朝を狙うのがおすすめです。
ただし、友人が平日に行きましたが、それでも早めに行って場所取りが必要とのことでした。

夏場はホタルも見れる清流で、天然記念物の「もりあおがえる」も生息しているそうです。
森林浴にもよいですね。

紅葉の時期もよさそうですが、やっぱり新緑の春からホタルの見れる夏、霧が掛かった幻想的な写真を期待するのであれば春がベストの時期ではないかと思います。

 

最初に触れましたが、実はこの場所は脳溝の滝ではなく亀岩の洞窟といいます。
本当の濃溝の滝は亀岩の洞窟の左の遊歩道を進んだところにあります。

写真の右手が撮影スポット(亀岩の洞窟)、左に遊歩道があり、その先に濃溝の滝があります。

上の写真を左に行くとこんな遊歩道が、、、

 

私は友人と一緒だったので滝までは行きませんでしたが、濃溝の滝はこんな感じだそうです。

撮影した友人はセミプロの写真家なのでとても素敵な写真に仕上がっていますが、本人曰く大した滝ではないとのことです。

ただ、せっかくですのでもし時間があれば行ってみてもいいかもしれませんね。

隣接する「濃溝温泉 千寿の湯」は美人の湯とも言われており、泉質は重炭酸ソーダ泉だそうです。

炭酸がお肌の表面をやわらかくして古い角質や皮脂に溶け込んだ汚れを落とす作用があるので、お肌がしっとりした感じになり、またアトピーや皮膚病、肌荒れでお困りの方にもおすすめです。

千寿の湯は温泉の噴出量が1分間に22リットルと、非常に少ないため、源泉かけ流しを維持するため、湯船が非常に小さいものとなっています。
そのためもともとのファンの方は今の混雑を大変残念に思っているそうです。

それほどの名湯のようですので濃溝の滝に行かれた際は寄って行かれることをおすすめします。
朝は10時半からですので、8時過ぎに撤収した私は入れませんでした(笑)

■ 基本情報
・名称:濃溝の滝(のうみぞのたき) 正式名称:亀岩の洞窟
・住所:千葉県君津市笹1954-17
・アクセス:館山道君津ICよりR465経由、鹿野山方面へ25分

アクアライン→君津IC→房総スカイライン→県道24号右折2km(都心から約1時間)

 

大山千枚田

大山千枚田は東京から一番近い棚田で、栃木県茂木町の「石畑の棚田」、栃木県烏山町の「国見の棚田」とともに農林水産省の『日本の棚田百選』に選出された棚田です。

関東ではこの3つしか選出されておらず現在では大変珍しいものです。
大山千枚田は棚田としての規模が3つの中で一番大きいです。

大山千枚田は日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田です。
天然の水がめですので、洪水などの災害を防止したり、貴重な生態系や環境の保全などに役だちます。

大山千枚田保存会が棚田を管理しており、棚田オーナー制度をとっています。
作業参加・交流型は1区画(約100平米)で30,000円(年間)です。

農家の方に指導を受けながら自分で手入れ・農作業をして、できたお米を自分の分として収穫できる参加型のオーナー制度です。
作業によってコメの出来栄えや収穫量が変わるそうなので、収穫の喜びもひとしおですね。

さて、そんな大山千枚田ですが、田植え前の水入れした景色がとてもきれいです。

棚田の上から眺めるとちょうど正面から朝日が昇ってくるという、ロケーションが大山千枚田を絶景としています。

5月のGWには通常田植えが終わっていますので、おすすめは4月の中旬から下旬です。

こんな感じです。
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この時期は日の出前の真っ暗なうちから場所取りをしている人がいます。

私が行った時も4時前には結構人がいました。

秋の収穫前の稲穂が垂れている時期冬場の雪景色も面白い風景です。

また、冬の間はLED照明でライトアップをしたりしていますのでこの時期もおすすめですね。

■ 基本情報
・名称:大山千枚田(おおやませんまいだ)
・住所:千葉県 鴨川市 平塚540
・アクセス:鋸南保田ICより県道34号(長狭街道)を鴨川方面へ。釜沼バス停(ダイハツの修理工場 が交差点にあります)を右折。

 

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解りにくいですが看板が出ています。
駐車場は2か所あります。

駐車場、撮影スポットは以下の通りです。

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最初の写真は下の段の撮影ポイントで撮影したものです。

上の撮影ポイントからとるとこんな感じです。

IMG_4059
5月の頭に毎年田植えを行います。

田植え直後のひげが生えた感じもちょっとおもしろい写真になりますね。

 

東京ドイツ村

東京ドイツ村というとイルミネーションが有名ですね。

関東三大イルミネーション、そして日本夜景遺産にも認定されてます。

毎年すごい規模でイルミネーションによるライトアップがされています。

なんと電球はおよそ250万個使用され、広大な敷地を利用した平面的な電飾が特徴です。

各社、各紙で実施されるイルミネーションランキングでも軒並み上位なのもうなずけます。

夜景としては外せない場所ですね。

こんな感じです。

doitsumura

出典:☆ほしのつぶやき☆

 

入場料が特殊で車一台で2000円(季節や時間によって変わります)というのが面白いです。

カップルで行くのもいいですが、ぜひ友達と一緒にワイワイ行くのが良いと思います。

もう一つ有名なのが「芝桜」です。

一番いい時期は4月ですね。

5月1日に行ったら既にトップシーズンは終わっていました。

それでもこれくらいの芝桜は残っていましたので、もう半月早く来ていたらすごかったんだろうなぁと思いました。

トップシーズンの写真はこちら

doitsumura-shibazakura

出典:東京ドイツ村

 

また、梅雨の時期はアジサイ祭りが開催されており、関東最大級の3万株のアジサイが鑑賞できます

doitsumura-ajisai

出典:東京ドイツ村

 

それ以外にも春はバラやポピー、水仙、秋もコキアや秋バラ、菊などが鑑賞でき、いつでもたくさんの花が咲いている感じです。

「とんねるずのみなさんのおかげでした」の水落シリーズは東京ドイツ村で撮影されていることでも有名です。

全落オーガスタも東京ドイツ村での収録でしたね。

■ 基本情報
・名称:東京ドイツ村
・住所:千葉県袖ケ浦市永吉419
・アクセス:館山自動車道「姉崎袖ヶ浦IC」より約3km、5分

大きな施設ですし看板もたくさん出ていますので迷うことはないと思います。

 

小湊鉄道沿線の菜の花

3月から4月にかけて千葉のローカル線小湊鉄道といすみ鉄道の沿線は沢山の菜の花で埋め尽くされます。

小湊鉄道では里山トロッコ列車というSLを模した列車が運行されていて、菜の花畑の中を駆け抜けていくさまがとても絵になります。

沢山の絶景がありますが、その中でも幾つか有名なスポットがありますので今回は厳選してお伝えします。

①飯給(いたぶ)駅

駅の目の前に菜の花畑があり、ローカルな駅とのマッチングも見事です。
小湊鉄道の列車の色とのコントラストが更に良いですね。

 

飯給駅のおすすめは何と言っても桜が咲いた4月上旬です。

その頃には駅の目の前にある水田にも水が張られ、こんな写真が撮れます

桜の時期にはライトアップもありますので夕方から夜景もおすすめです。

 

また、飯給駅前には自称世界一おおきなトイレがあります。

地域活性化ということで約1000万円をかけて建設されたものだそうです。

女性専用のため入ることができませんでしたが、一緒に来ていた娘や仲間たちは開放的すぎて落ち着かないということでした。

地域のボランティアの方たちが日々、手入れ清掃をされているそうです。
(隣接の多目的トイレも含め非常に綺麗に清掃されています。)

右側に駅がありますが、駅の横(写真の右のところ)に無料の駐車場があります。
7,8台停めると一杯の空き地ですので、トップシーズンは気をつけてください。


②上総大久保駅

出典:Travel.jp

トトロがいる駅として有名ですが、菜の花畑の撮影スポットそしても密かに人気があります。

上記のようにトトロのいる駅と合わせたり、駅に入ってくるカーブと菜の花のコラボを狙っている人が多いですね。


手前の菜の花をメインに列車をぼかして撮りましたが、列車のボケがイマイチでちょっとピンボケ写真ぽいですね^^;

駅、及び駅の周りは何もありません。とってものどかで素敵です。


 

③トロッコ列車

小湊鉄道の一番のおすすめはトロッコ列車が菜の花畑をさっそうと走るこちらです。

一面の菜の花畑をトロッコ列車が駆け抜けていくさまが非常に映えるため、その姿をひと目見よう、写真に残そうと沢山の方がいらしています。

撮影場所①(この後に掲載している撮影場所の①に対応しています。「以下同様」)

菜の花畑に向かう道路から見下ろすような形で撮影できます。

 

撮影場所②

菜の花を前にトロッコ列車を見上げるようなアングルで撮影できます。
距離的にもかなり近い場所で迫力があります。

撮影場所③

空と手前の菜の花畑を大きく入れて、世界観を大きく映し出せます。


撮影場所④

菜の花畑を走る姿を真横から撮影できます。


上記写真のそれぞれの撮影場所は以下になります。

撮影場所に入る道に路上駐車をしている心無い人がたくさんいらっしゃいますが、地元のご厚意で駐車も無料でできますので、写真の場所に駐車をするようにしてください。

マナーを守らない人が増えることにより、地域の方がボランティアで守ってくれている観光名所が利用できなくなる可能性がありますので節度ある行動をお願いします。

以下の場所に駐車可能です。

 

江川海岸

江川海岸は日本のウユニ塩湖などと呼ばれています。

ウユニ塩湖といえば「死ぬまでに行きたい絶景NO.1」にも輝いた絶景です。

世界最大の鏡とも称されるそれは、空と地平の境界がわからないほど、きれいに空を映し出すその水面にあります。

江川海岸が日本のウユニ塩湖と言われているゆえんは、ウユニ塩湖のようにきれいな鏡面で対面の景色を映し出す事にあります。

また、江川海岸には海面に続く電柱(電線)があり、それが水面に映るとき、なんとも言えない幻想的な景色を見せます。

このような感じです。

ウユニ塩湖と違い海岸のため水の満ち干きに影響されたり、風も比較的強いため、きれいに水面に映るにはかなり条件に左右されます

私が撮影に行ったときは、かなり風が強く、かつ曇り空で光の入り方も良くなくて全く絵になりませんでした。

その時の写真はこんな感じです。


見ていただいて分かる通り、波が立っているため全く水面に景色が写っていません。
(単なる工場夜景ですね、これじゃ^^;;)

このようにかなり当日の条件に依存するので、思っている写真を撮影するのは何度かチャレンジする必要があるかもしれません。

江川海岸も撮影場所は何もありません。(広場に柵があるだけ)


すでに有名な観光スポットで、バスツアーで観光客がたくさん来るような場所なのですが、驚くことにトイレすらありません

本来は潮干狩りのスポットで、潮干狩りのシーズンになると有料ですがトイレが使用できるようになるようです。

江川海岸に行く際は、事前にトイレは済ましてから行くようにしてください。
最寄りのコンビニまででも車で5分位はかかったと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

どこも素敵な景色だと思いませんか?

こんな絶景が東京からすぐ近くにあるんですね~。

海外に行かなくても(行けなくても)探せば素敵な場所はありますので、ぜひ皆さんも行って心と身体をリフレッシュしてくださいね!

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