老人性イボをあきらめない!簡単なセルフケアと3つの治療法

ポツポツと茶色い姿をしたほくろがいつの間にかたくさん存在する様になっていた首まわり。
ほくろと思ったそれは実は、ほくろではなく、老人性のイボだということをご存知でしょうか。
確かにほくろというより、小さくポツポツと盛り上がっています。中高年の女性でこの症状のある人が多いと言われています。
この老人性イボは脂漏性角化症と同じ病態の様で、アクロコルドンやスキンタッグと呼ばれているものがあります。
この老人性イボの正体を知り、もしかして消せるかも?という期待と共にセルフケアと、病院にいったらどういう治療があるのかご紹介します。
老人性イボの正体
急に首に集中的に出来た茶色いポツポツ。
初めはほくろが増えたかと思っていたのに、よく見ると小さなイボ!?
皮膚の柔らかい、特に首に出来る「アクロコルドン(同じようなものでスキンタッグと呼ばれているものもあります)」という良性の腫瘍です、つまり老人性のイボです。
どうも加齢ともに気づいたら、いくつも出来てたというようなものですが、もっと詳しく調べてみましょう。
ここでは、老人性イボ=アクロコルドンとしてご紹介します。
老人性イボ・アクロコルドンとスキンタッグの違い
アクロコルドンは褐色の小さなイボで一見、ほくろの様であまり盛り上がっていないものです。
スキンタッグは、アクロコルドンより少し大きめで突起している様な状態になり、色は同じです。
基本的に病院などではその大きさで区別している様ですが、同じようなものでどちらともウィルス性ではない、老化によってできる良性の腫瘍です。
老人性イボ・アクロコルドンが特に出来やすい人
20代から出来る人もいますが、一般的に中高年で肥満気味な人が出来やすいといいます。
老人性イボの症状(アクロコルドン)
・首やデコルテに多く見られます(他にはわきの下、胸などで皮膚の柔らかく薄い所で汗をよくかくところに出来ると言われています)
・色は褐色で大きさは平均3mm以下、平らで柔らかい。
・小さいものが多発状態ででます。
・だんだん数は増えます。
・痛みやほかの症状はほとんどありませんが、中には痒みなどの症状を感じる人もいます。
あなたの老人性イボはどんな症状でしょうか。
アクロコルドンに似ていますか?
老人性イボの正体・アクロコルドンの原因
老人性イボの原因は次のものが挙げられています。
①加齢によるもの
②遺伝的要因からくるもの(体質によるもの)
③紫外線によるもの(紫外線ケアをしなかった人や日焼けをしたあとでも肌の新陳代謝(肌再生のターンオーバー)がスムーズに出来なかったりするのも原因になっています。
その他、摩擦によるものや、カラダの不十分な保湿も原因になります。
若いころに紫外線を浴びて、ケアをしていなかったせいで肌を乾燥状態にしておくと、古い角質が肌に残ってしまう状態になります。
その上からさらに日焼けしたりなど、肌に悪いサイクルが出来てしまうことも要注意なんです。
そして、妊娠・肥満・糖尿病などの人も出来やすいと言われているので、様々な要因が重なると要注意ですね。
若いころの日常生活で思い当たることはありませんか?
老人性イボ・アクロコルドンのセルフケア
出来てしまった老人性イボをあきらめてはいませんか?
諦める前にちょっと待ってください。目立ってきた今からだって、セルフケアは大事です。
老人性イボを増やさない、大きくしないというのは今からでも出来ます。セルフケアもしないでいると、老人性イボは、アクロコルドン~スキンタッグ~軟性繊維種のように大きく変化してしまいます。
(軟性繊維とは大きさは直径5mmほどでスキンタッグが大きくなった様なものです。見た目も突起しているので目立ちます)
この様な事を頭に入れて、普段のお手入れもとても大事です。
紫外線対策
今からでも老人性イボは増えると考えられるので、紫外線対策をしましょう。
まずはそこが大事です。
ビタミン摂取
老人性イボだけではなく、肌にいいビタミンCは肌のキメと整えたり、潤いを与えてくれるために意識してビタミンCとEの摂取をおすすめします。
ビタミンCとEはエイジングケアとしてもおすすめの栄養素です。
・ビタミンC:メラニン色素の合成抑制という働きがあるのでおすすめです。おすすめの食べ物は、焼きのり・アセロラジュース・キャベツ・ピーマンなどです。
・ビタミンE:強い抗酸化作用があり、エイジングケアに最適な栄養素です。おすすめの食べ物はナッツ類がいいでしょう。
保湿
顔のスキンケアと同じようにカラダ全体もケアしてあげましょう、老人性イボも保湿は大事です。
出来てしまった老人性イボの場所もきとんとしたケアが必要です。
老人性イボ・アクロコルドンに効果のあるオイル
・ヨクイニン(皮膚の再生・保湿・皮膚を柔らかくする効果)
・杏仁(キョウニン)油(アプリコットオイル)
・ホホバオイル
このようなオイルのケアで効果が期待できると言われています。
その他、オオバクエキス(抗炎症・吹き出物に作用・炎症を抑える効果)・ドクダミエキス・ヒアルロン酸などもいいようです。
お風呂上りなどに肌がきれいになったとき、オイルなどでケアするといいでしょう。
ただ、老人性イボは、素早く取れるというものではないので日々のケアが大事です。
老人性イボ・アクロコルドンに対しての効果が期待されるという化粧品も市販されています。
老人性イボ・アクロコルドンにおすすめ化粧品
■シルキースワン(ジェルタイプ)
内容量:20g×2個セット 参考価格:5,832円(税込)(初回割引あり)
成分:ヨクイニン・ハトムギ種子エキス・オウバクエキス・チャカテキン・ブナ芽エキス・配合プラス、そして美容成分がものすごいです。
アクロコルドンに良いとされている成分がすべて入っていることと、充分な保湿効果も得られる様に配合されているものが嬉しい老人性イボのケア商品です。
美容成分配合:ドクダミエキス・杏仁油・ヒアルロン酸・スクワラン・プラセンタエキスなどです。人気の面でも1番注目されています。
■AiB/アプリアージュ(APRIAGE)オイルS(オイルタイプ)
内容量:40ml 参考価格:8,424円(税込)
老人性イボにいい杏仁油(アプリコットオイル)です。
パルミトレイン酸という若さのオイル成分をはじめ、肌にハリを与えてくれる、エイジングケア効果も期待できる成分のオレイン酸など美容成分も配合されています。
南フランス産の杏仁油を試してみたくなりませんか。
自宅のケアとしてこの様な老人性イボに特化した商品でケアすることもおすすめします。
ほとんどの場合、イボに直接効果が期待できる成分と、充分な美容効果のある成分配合のものでエイジングケアとしてもおすすめです。
老人性イボの病院での3つの治療
老人性イボのアクロコルドン(スキンタッグ同様)は、病院に行って治療を受けると治るものです。
日々のケアでそれ以上にしない、または気長にケアして・・という風なことに比べると、病院の治療は、早く治る結果が出ます。
次の3つの治療法があります。
液体窒素治療
超低温(約-200℃)の液体窒素をピンセットや綿棒でイボにあてて、イボをわざと凍らせて落ちるのを待つ方法です。
凍結したイボは1~2週間かさぶた状態になってから自然に取れるそうです。
ほぼ保険適用で痛みの度合いは個人差もある様ですがあるということです。
少ない数のものにおすすめだという事です。
手術
どちらかというと、アクロコルドンよりも突起しているスキンタッグの治療向きで、ハサミやメスで切り取る方法です。
保険適用です。
炭酸ガスレーザー治療
局所麻酔を用います。治療跡は早く綺麗になるので女性にはいいですね。アクロコルドンの治療にはおすすめだということです。
保険は適用になりません。
どの治療法にするか自分のイボの状態から医師との相談で決めるといいでしょう。
【まとめ】老人性イボは改善できます。治ります。
いかがですか。
老人性イボには種類があります、そしてそれは良性の腫瘍で多くの場合は治ります。
老化のせいだと諦める前に自分で出来るケアを始めてみませんか?
実は、この記事を書いている私にも老人性イボのアクロコルドンとスキンタッグが混在しているであろうものがポツポツ首に出来ています。
まずは、これ以上急に増えない様に大きくならない様に保湿をケア商品でケアしていきます。