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土も水もいらないはずのエアプランツが枯れる!? エアプランツの枯らさない育て方

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エアプランツと言えば、オシャレな流木やガラスの容器に飾られた、水も土もなくても育つ、固まったイソギンチャクみたいな不思議な植物というイメージです。植物を育てるのが上手ではない人は、「私、サボテンすら枯らす人なの!」というように、エアプランツを枯らす人は、よほどの園芸センスのない人だと思われがちですが、エアプランツを枯らさずに長く育てるのは意外に難しいものです。エアプランツの上手な管理方法についてご紹介しましょう。

 

エアプランツは管理が難しく枯らしやすい

エアプランツは水をあげなくてもいい植物だから、枯れるはずがないと思う人が多いのですが、水が多くても少なくても枯れるので、管理にコツがいる植物です。他の植物に比べると、手間暇はほとんどいらない楽な植物ですが、水のやり方のコツをつかむのが難しく、すぐに枯らしてしまうことがほとんどです。セオリー通りにやっても、勉強しておすすめめされている育て方を覚え、実践しても枯れていくことがよくあります。

エアプランツの品種によっても最適な環境が少しずつ違いますが、育て始めて半年~1年以上持ったなら、その品種のちょうどいい水加減を覚えたことにほかなりません。エアプランツの成長はゆっくりですが、1年以上たてば何となく大きくなってきたのがわかります。

 

 エアプランツでも根は出てくる。ワイヤーなどははずして

エアプランツは土がなくても育てられます。土に植えつけるとダメージが大きく、枯れるので、土がいらないのではなく【土植え厳禁】。土に植えるのではなく、乾いた土や流木などの上に置いて育てます。土がなくても、茶色い干からびたような根っこが伸びてきます。この状態で正常です。

エアプランツを買ってきて、流木の上で育てる場合、ワイヤーで括り付けるのが一般的です。水やりをするときに、ワイヤーを外して水やりしたほうがいいのですが、外さない人の方が多いでしょう。

ショップで購入したエアプランツは、流木にグルーガンでくっつけられていることもあります。周りの飾りまでもがエアプランツにグルーガンで接着されていることも。植物にとって最適とはいいがたい環境ですが、見た目のおしゃれさからいろいろくっつけられています。長く育てていきたいのであれば、早めに外しておくのがおすすめです。

エアプランツの自生地から育てやすい環境を考える

エアプランツの自生地は、実は二通りあります。一つは南米を中心としたうっそうとしたジャングル。湿度も60%を超えた環境。もう一つはからからに乾いた乾燥地帯・高山地帯です。水分がとてもいる品種とそんなにいらない品種があり、どちらなのかを見極めて、それに合わせた環境にしてあげる必要があります。

エアプランツは正しくは「チランジア」といい、チランジアは葉の表面に、水分や栄養分を吸収する機能を持つ、白い産毛「トリコーム」が生えています。トリコームの量が多いのが白っぽい「銀葉種」、少ないのが緑っぽい「緑葉種」、この二つに分けられます。

銀葉種は水分をそれほど必要とせず、乾燥地帯で自生しています。緑葉種は湿度の高い環境を好み、高湿な環境に自生しています。育てているエアプランツがどちらなのか考えて、適切な湿度環境で育てるようにすると、上手に育てられるようになります。

 

 水やりの基本はミスティング。ソーキングは瀕死のときに

エアプランツの水やりというと、霧吹きでシュッシュと水をかけるミスティングと、水の中に2~6時間漬けるソーキング。どちらがおすすめかというと、ソーキングのように思いがちですが、基本はミスティングの方。

ソーキングはどういうときにやるのかというと、明らかに枯れそうなほど弱っているとき限定にするのがおすすめです。やってはいけないわけではありませんが、葉と葉の間に水が残っていたりすると、エアプランツが簡単に枯れてしまいます。水分があまりいらない銀葉種になると、やらない方がおすすめ。水が足りないのと多いのとでは、乾燥種は多い方がかれやすくなります。

また、ソーキングを長時間行うと、水分はしっかりと吸収できますが、呼吸ができないので、窒息することもあります。そうなるとソーキングしたばかりに枯れてしまうので、慣れないのであれば、やらないに限ります。

水を多く吸収したがるエアプランツに、スパニッシュモス(ウスネオイデス)があります。スパニッシュモス(ウスネオイデス)のミスティングは、霧吹きでシュッシュしたくらいでは、枯れてしまいます。夕方、シャワーでざーっと水をかけ、そのあとよく水切りして風通しの良いところでしっかりと乾かします。毎日やるとやりすぎになるので、普段の置き場所の乾燥具合などから考えて、3日おき、1週間おきなど、様子を見て自分なりのタイミングを決めるようにしましょう。

 

 エアプランツの水やりの基本は夜だけど

エアプランツの気孔が開くのは夜なので、夜水やりするのが基本です。しかし、水が不足してくると、昼間でも水分は吸収するようです。水を延々あげ忘れるよりは、思い出した時が夜でなくても昼間でも、ミスティングしておく方が枯らさなくて済みます。

朝、水をあげると、水がしっかり切れていないうちに気温が上がり、蒸れてしまって枯れる原因になることがあるといいますが、問題は水よりも気温(室温)ではないかと思います。エアプランツは南米出身ですが、日本の真夏の高温多湿には耐えられません。朝、水やりし、エアコンを切って夜まで放置していると、さすがに蒸れて枯れてしまいます。枯らさないためには、お留守番をしているエアプランツのために、室温が上がりすぎないような工夫も必要です。

 

 意外と水やりしやすく育てやすい「テラリウム」

最近人気のガラスの容器で植物を育てる「テラリウム」は、ものによっては「どうやって水をやるのか?」疑問に思うような、育てることを想定していないものがありますが、エアプランツをミスティングするだけで育てる場合には、テラリウムはビギナーでも管理しやすくなるアイテムではないかと思います。

テラリウムに霧吹きでミスティングすると、水が周りに飛び散りません。水分も容器内にある程度とどまるので、緑葉種など、多湿を好むエアプランツに最適な状態を長く保てます。

エアプランツは風通しが良いところを好みます。テラリウムであっても、完全密閉型ではなく、オープンスペースのある空気が流れるものを利用しましょう。ミスティングをすることだけでも中の空気は対流します。また、エアコンの風などがダイレクトに当たる心配もないのでうってつけです。

 

葉と葉の間の水はしっかり切って腐りをふせぐ

エアプランツの枯れやすい原因に、葉と葉の間に水分が残っているケースがあります。ソーキングをした時に、エアプランツをぶんぶん振り回して、水切りする方が、そのまま自然に水切りを待つよりも確実に葉と葉の間の水が切れるのでおすすめです。

どのような水やり方法を選ぶにしても、しっかりと水切りしてから置き場所に戻すことが大切です。また、エアプランツの栽培に土は必要なくても、水は不可欠です。品種によって水やり頻度を変えて、ぴったりの状態を探してあげましょう。

乾燥を好む銀葉種と多湿を好む緑葉種を一緒に管理しようとすると、どちらかが弱ってしまいます。それぞれに分けて管理した方が、管理しやすく、どちらも長く育てられるようになります。

 

まとめ

エアプランツは、土も水もいらない植物と思われがちですが、土に植えるのは厳禁ですが、水やりは不可欠です。品種により、水やり頻度を変える必要があります。乾燥を好む品種と多湿を好む品種は分けて育て、多湿を好む品種は湿度60%を目標に管理します。

高温に耐えられるイメージがありますが、暑いのは苦手です。エアプランツのいる環境が30℃を超えることがないように、室温管理にも注意してください。

明るい室内で育てますが、直射日光は嫌いなので、日陰管理を心掛けてください。

 

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きなりのすもも

きなりのすもも

虫が大嫌いなのにガーデニングが好きなきなりのすももです。末子がいよいよ巣立つので、これから長野と東京を行ったり来たりの気ままな生活になる予定です。人生の新しいステージのはじまりにワクワクしています。

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