ほんとうに簡単!特別な設備無しで胡蝶蘭を長く育てるコツ | ここからボックス

ほんとうに簡単!特別な設備無しで胡蝶蘭を長く育てるコツ

いただきもので、豪華な胡蝶蘭を手に入れることがあります。

もちろん、お祝い事で胡蝶蘭をお贈りすることもあります。

贈られるととても嬉しいのですが、「どうしよう、育て方がわからない」ということが圧倒的で、とにかく大事にしていたのに枯れてしまうケースがほとんどです。

 

よく、お店の店頭に、豪華なラッピングの胡蝶蘭が置かれていますが、枯れた花をつけたままで、液体が入った緑色のアンプルのようなものをとりあえず何本かさしてはいるものの、瀕死の状態なものもあります。

胡蝶蘭の生産者のHPを見ても、ただただ管理が難しそうなことがわかるだけで、結局どうしたら素人でも育てられるのか、皆目見当がつきません。

 

頂いた胡蝶蘭をどうすれば長く楽しめるのか、次の年も、その次の年も花を咲かせるにはどうしたらいいのか。

専門的な道具が何一つなくても簡単に管理できる方法をご紹介していきましょう。

 

胡蝶蘭が手に入ったときに最初にすること

豪華な胡蝶蘭でも、花がほとんどなくなった見切り苗の胡蝶蘭でも、手に入ったときに最初にすることは、実は決まっています。

胡蝶蘭の栽培に慣れていない人こそ、絶対に最初にやってほしいことです。

ラッピングも取り除いたほうが管理はしやすいのですが、そのままでも育てられます。

 

まずは胡蝶蘭の根元に敷いてある水苔を取り除く

胡蝶蘭が手に入ったとき一番最初にすることは、

「胡蝶蘭の根元に敷いてある水苔を取り除く」

これに限ります。

そっと指で摘んで、持ち上げて取り除ける水苔を取り除きます。

 

葉っぱの下に敷いてある水苔を取り除くと、胡蝶蘭の根元が見えてきます。

大抵の場合は、チープなポリポットにギュウギュウに詰めた胡蝶欄の株が見えてきます。

 

胡蝶蘭の根が絡みついているポリポットの中の水苔は外しません。

手で簡単に取り除ける水苔は、単なる飾りで、下の画像に見えるような、チープな状態を覆い隠すためにつけられているだけです。

栽培していく上でも、根の状態を確認するためにも、邪魔なものなので、取り除いておきます。

ポリポットから胡蝶蘭は出さない

胡蝶蘭は、実は狭っ苦しいところが好きです。

ギュウギュウのチープなポリポットに入っているのがかわいそう!と思って、出してしまうとてきめんに枯れてしまうので、そのままにしておきましょう。

 

複数のポリポットをそれぞれバラバラにしたいときは、ポリポットがちょうど入るくらいの素焼き鉢に、ポリポットごと移します。

ポリポット無しで、ポリポットサイズの素焼き鉢に直接入れても構いませんが、根っこが張り付いて取れなくなり、その後の植え替えがやりにくくなるため、おすすめではありません。

 

最近、このポリポットを出荷前に取り除いてあるものも出回っているようです。

ポリポットがなかったときは、直ちにポリポットにひとつずつ入れ直しましょう。

 

水苔をはずすのは根の状態を確認し適切に水やりするため

胡蝶蘭の鉢の上部に敷き詰められている水苔を外すのは、根の状態を確認し、胡蝶蘭が入っているポリポットの中の水苔に、適切に水やりするためです。

 

飾りの水苔に埋まって見えない状態では、ポリポットの中の水苔が湿っているのか乾いているのかわかりません。

根が腐ってきていても、目に止まらないので気づけません。

 

水をせっせとあげても、胡蝶蘭の根っこと全く違うところに水やりしている可能性も出てしまいます。

 

きちんと管理できるように邪魔な飾りの水苔を外すので、お店の店頭など見栄えが気になる場合は、飾りの水苔を水やりする前に外し、水やりしたあと戻すようにしましょう。

私自身に限って言えば、飾りの水苔は外したままにして管理しています。

根の風通しも良くなり、状態が常に観察しやすいので、つける必要性は全く感じられません。

 

胡蝶蘭の置き場所と日当たり

胡蝶蘭は屋外の風通しの良い場所で育てるのが良いとされていますが、直射日光が嫌いなので、ある程度遮光して育てる必要があります。

プロは季節によって遮光率を変えますが、70~30%の遮光が必要です。

 

胡蝶蘭は高温も低温も苦手で、30℃を超えないように、なおかつ、15℃を下回らないように管理する必要があります。

屋外で特別な設備なしで、この状態を通年維持するのは、素人にはかなりハードルが高くなります。

 

素人が育てるなら、エアコンの効いている明るい室内がベストです。

風が抜けない点は、扇風機の風を適宜当てることで解決できます。

 

「エアコンの効いている明るい室内で管理する、時々風を扇風機でいいから当てる。」

なんの設備も無しで素人がラクラクに管理するには、これ以上の方法はありません。

 

暗すぎる?胡蝶蘭の元気がなくなったとき

胡蝶蘭を暗いところにずっとおいていると、元気がなくなるので、ついつい日光浴させよう!と思い立ったりしますが、てきめんに枯らしてしまうので、注意が必要です。

胡蝶蘭は直射日光が嫌いです。

花が咲いている間は、日光が当たらないところでもなんともありません。

花のない時期に弱い光に当てて葉を育て、株を充実させて、その後の花がしっかり咲かせられるようにします。

 

元気になるように外に出すのであれば、明るめの日陰に出しましょう。

強すぎる日差しのもとに出すと葉やけしてしまい、一度葉焼けしたものはもう戻りません。

場合によっては枯れてしまうので、軟弱かと思うほど室内育ちにしたほうがマシです。

 

そうはいっても、部屋の真ん中などは暗すぎます。

室内の一番明るい窓辺に置くようにしましょう。

 

胡蝶蘭の水やりと肥料

胡蝶蘭の水は、ポリポットの中の水苔が乾き気味になってきたら、水苔に水をじゃーと与えて湿らせるようにする方法で与えます。

胡蝶蘭は水苔が常時湿っている状態は嫌いですが、水苔がカラカラに乾いてしまうと、水苔が水を染み込ませにくくなってしまい、扱いにくくなるので、水苔が乾きすぎないうちに水やりするようにします。

 

もし水苔がカラカラに乾いてしまっても、胡蝶蘭は葉に水をある程度溜められるので、すぐには枯れてきません。

乾ききった水苔は水を含みにくいので、一度に与える水の量は少しずつで、何度か水やりを繰り返して、水苔をしっかり湿らせるようにします。

 

胡蝶蘭の葉と葉の間に水が溜まると、葉が痛みやすく、葉が根元から腐ってしまうこともあるので、葉の間に水をかけてしまったときは乾いたタオルを当てるなどして水を吸い上げて置きましょう。

湿った状態を常時維持していると根腐れするので、水苔が乾いてきたら水やりするようにします。

 

胡蝶蘭の肥料は薄めで少なめに

胡蝶蘭は、花が咲いている間は肥料を必要とせず、花のない時期に肥料を与えますが、本来木の上や石の上などに張り付いているものなので、肥料分をそれほど必要としません。

薄めた液体肥料を月に1回程度、水の代わりに与えるくらいで十分です。

 

仮に、全く与えなくても、花を咲かせてくれます。

肥料分が多いほうが根腐れしやすくなるので、十分に注意してください。

 

活力剤は肥料ではない

胡蝶蘭の元気が出るように、株元に緑のアンプルのようなものを挿していることがあります。

肥料分が入っていることもありますが、これは活力剤で、肥料を植物の「ご飯」とすると、活力剤は「ドリンク剤」です。

あれば元気が出ることもありますが、ドリンク剤はなくても生きていけます。

 

葉っぱを時々水拭きする

胡蝶蘭の水やりとは別に、葉っぱを濡れタオルなどで優しく拭いておくと、ホコリが取れ、ハダニやカイガラムシといった虫も予防できます。

胡蝶蘭が生き生きとしてくるので、葉っぱを時々水拭きしましょう。

霧吹きで水をシュッシュとかけても同じ効果がありますが、葉の付け根に水が溜まりやすくなるので、できれば布で拭くようにしましょう。

 

胡蝶蘭の花が終わったら

胡蝶蘭の花は、一つの花が1~2ヶ月は持つため、状態が良いときは半年近く咲いていることもあります。

ミイラのようになった花殻は手で簡単に取れるので、取り除いておきます。

 

2番花を咲かせる

一つの茎の花が全部終わったら、葉っぱの状態が良い場合は、茎を切り戻して2番花を咲かせます。

茎に節がいくつかついているので、株元から数えて4番めの節を探し、その前後の節も含めて観察し、一番ぷくっと膨れていて、これからが期待できそうな節の上で切り落とします。

この節がやがて伸びてきて、次の花を咲かせてくれます。

切り取った上の部分は取り外して処分します。

 

葉の状態が悪いとき

1つの茎の花が全部終わったものの、胡蝶蘭の葉っぱの状態が悪く、元気がないときは、2番花を咲かせず葉の育成に力を注ぎます。

株元から茎を切り落とし、切り落とした部分は処分します。

 

念のため、ポリポットから出して、根の状態を確認しておきましょう。

根の状態も悪いときは、傷んだ根を取り除き、新しい水苔に替えましょう。

水苔に水を含ませて絞ったものを握りこぶし大のボール状にして、その上に根を広げるように胡蝶蘭をかぶせ、ポリポットに戻します。

気になる場合は、ポリポットも新調しましょう。

 

胡蝶蘭の花期は気まぐれ

胡蝶蘭の花期は6~9月頃とされていますが、気まぐれなので、12月ごろに茎が伸びてくることもあれば、6月ごろようやく伸びてくることもあります。

一度花が咲き始めると、数ヶ月という長い間花を咲かせてくれるので、高価な花ですが、ある意味とてもコストパフォーマンスの高い花と言えます。

 

水をやりすぎず、肥料をやりすぎず、暑さ寒さに耐えられるよう、生まれたての赤ちゃんにピッタリと思われるような環境に整えてやると、元気に何年も花を咲かせてくれます。

時々葉っぱを拭いてやるくらいで手間の掛からない植物です。

 

花の少なくなった見切り苗が1000円以下で手に入ることがあります。

見切り苗も豪華な贈答品も育て方は同じです。

ぜひ栽培にチャレンジしてみてください。

 

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