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自家製ローズヒップティーの楽しみ方。育てて楽しむローズヒップティー。

ローズヒップティーというと、着色したのかと思うほどきれいな赤いハーブティーを想像する人が多いかと思います。しかも、これがものすごくすっぱい。おしゃれかもしれないけれど、格好つけでもないと「愛飲しています♪」とは言いづらいものかもしれません。

実際のローズヒップティーは、赤くありません。粉末のローズヒップを大量に混ぜ込めば、えんじ色にはなりますが、お茶そのものはほのかなベージュで、「ビタミンCの爆弾」ともいわれているのに、酸っぱくもありません。麦茶よりマイルドなパンチに欠けたハーブティーです。

 

ローズヒップはバラの実

ローズヒップはバラの実のことをさします。自分で花殻を落としてしまう修景バラ以外のバラであれば、花殻を取らないまま置いていると、ローズヒップをつけてしまいます。ローズヒップをつけると、栄養が実の方に集中してしまうため、花が咲きにくくなってしまうので、花を楽しむ場合は花びらの先のほうが傷んで来たらなるべく早く花を摘み取って、ローズヒップをつけないようにします。

 

食用におすすめはハマナスとドッグローズ

大半のバラは、病害虫にとても弱いため、栽培中に農薬の使用が欠かせません。無農薬で栽培する方もいらっしゃいますが、毎日が病害虫との戦いになってしまいます。花を咲かせなくなるし、農薬を使用して栽培したローズヒップを食用にするのはあまりおすすめではありません。

四季咲きではなく、一季咲きのバラなら春にしか花をつけないので、そのままローズヒップを取るのに使えなくもありませんが、モッコウバラのように実が本当に小さいものは実を取り出すのが大変なのであまりおすすめできません。ピエールドゥロンサールなら春しか咲かないし、実も大きいので無農薬でチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

ローズヒップを取るのによく用いられるバラは、ハマナスとドッグローズ(イヌバラ)です。これらは四季咲きで、病害虫がついても実をつけてもぐんぐん育って花をたくさんつけ続けるのでおすすめです。とくにハマナスは赤とピンク2種類がありますが、大きな花をつけ、実も大きいので扱いやすくなります。

ただ一つ残念なのは、どちらも原種に近いため、とげがものすごく凶悪です。実は、秋にしか取れないと思われがちですが、春の一番花から実をつけ始めてもどんどん咲くので、初夏からずっと収穫できます。

 

ローズヒップの食べる部分を取り出すには

ローズヒップを包丁で半分に割ると、中に白い種とトゲトゲした綿のようなものが入っています。種とその周りのものは食用に向きません。触るとてもチクチクします。半分~1/4に割って、中のものをスプーンなどで取り除きます。食用にするのは中央の種周りの、外側の部分になります。

ハマナスの大きな実でも、チクチクしたものが果肉に沈み込み、取り除くのが大変面倒です。3つくらいで嫌になってしまいます。そこで、割らずに、ミカンの皮をむくように皮をむいたら楽に実がとれるのではないかと思い、やってみたところ、するっと実が取れました。種の部分は硬さのある種袋に覆われていて、これを破らないでいれば簡単に周りが取れます。作業効率もとても高いのでおすすめです。

長期保存する場合は、これを天日干しにして、からからに乾かしておきます。フレッシュのままでも問題なく食用にできます。市販のローズヒップティーのものすごい酸っぱさから、ずっと食べずにいましたが、思い切って食べてみたところ、味のマイルドなアセロラといった感じでした。ほのかな酸味がおいしい癖のない味わいです。

 

市販のローズヒップティーの赤の正体はハイビスカス

市販のロースヒップティーの赤い色の正体はハイビスカスの花です。赤い物のみが鮮やかな赤い色のティーになります。クエン酸を豊富に含むため、マイルドなローズヒップティーがハイビスカスをブレンドすることによって、真っ赤な酸っぱい飲み物に変身します。

ハイビスカスは、南国限定の植物のイメージが強く、耐寒温度は15℃と高めですが、30℃以上の高温になると花を咲かせるのを休んでしまう特徴があります。根の生育が旺盛なので、春先に一回り大きな鉢に植え替えてあげる必要があり、多肥を好みますが、15℃を下回る前に室内に取り込んで、温かい時期に屋外で栽培すれば、寒冷地でも育てることができます。

赤いハイビスカスは原種かそれに近いものが多いため、非常に丈夫で花もよく咲かせます。花は一日でしぼんでしまうので、咲いた翌日、花殻を摘み取って乾かしておくと、ブレンドするハイビスカスも自宅で調達することができます。

自分で栽培するため、ブレンドするハイビスカスも無農薬栽培すれば、完全無農薬のローズヒップティーが簡単に調達できてしまいます。キレイな花を楽しみながら、優雅なブレンドティーライフまで満喫できます。カップ一杯のローズヒップティーに対して、ハイビスカスの花を3つほど加えると、鮮やかな赤とほのかな酸味がプラスされておいしく飲めます。甘さをプラスしたい時は、ハチミツを少し加えますが、ハチミツなしでもおいしく味わえます。

自家製ブレンドのローズヒップティーは、市販のローズヒップティーの酸っぱさからは程遠いので、市販のローズヒップティーにブレンドしてあるハイビスカスの割合は、どれだけ多いのか、もしかしてローズヒップよりハイビスカスの方が多いのではないか??と疑問に思います。

 

ローズヒップの栄養素はティーにほとんど抽出されない

ローズヒップにはレモンの10倍とも20倍ともいわれるビタミンCが含まれていて、肌ケアに余念がない方にとっては見逃せないような栄養成分が豊富に含まれています。ローズヒップティーは、ティーポットにお好みの量のローズヒップを入れて、お湯を注いでしばらく蒸らしてから飲みますが、このティーにはローズヒップの持っている栄養素の10%程度しか抽出されないそうです。

その栄養をそのまま「出がらし」として捨ててしまってはもったいないから、食べるのがおすすめのローズヒップティーの楽しみ方です。出がらし食べるのヤダ~~と思われるかもしれませんが、ドライローズヒップをティーにすることで、ちょうどいい具合にローズヒップがフレッシュローズヒップに近いところまで戻ります。先にご紹介しましたが、ローズヒップそのものは味わいがマイルドなフルーツです。ほのかな酸味がアクセントになって、おやつ代わりにポリポリ食べてもおいしく、美肌効果もあるから食べないほうが残念です。

自前のハイビスカスをブレンドした場合、粉末にしているわけではないので、つまんでぽいっと捨てられます。残ったローズヒップだけを刻んだフルーツと考えて食べますが、これが意外とオツ。ジャムにする方もいらっしゃいますが、そのままでも十分美味しく食べられます。もっと味が濃くないと嫌な方はハチミツをかけて食べると甘さが引き立ちます。

 

まとめ

鮮やかな赤とパンチの効いた酸味がローズヒップティーの特徴と言われていますが、実際のローズヒップティーは色も味もマイルドです。赤さと酸味はブレンドしたハイビスカスのもの。ハイビスカスのアカバナの花びらを加えるとティーが赤くなり、酸味が際立ちます。

ハマナスを育てて、花を楽しみながらローズヒップを自家栽培すると、初夏からローズヒップがたくさん収穫できます。ハイビスカスも花をたくさん咲かせるので、ブレンド材料のハイビスカスも併せて栽培すると、花を楽しみながら無農薬のハイビスカスブレンド・ローズヒップティーまで手に入れられます。

ローズヒップはティーに栄養成分のほとんどが抽出されずに残ってしまうので、フルーツ代わりにローズヒップを食べてもおいしく、美肌効果の高い栄養素を手軽に摂ることができます。

 

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きなりのすもも

きなりのすもも

虫が大嫌いなのにガーデニングが好きなきなりのすももです。末子がいよいよ巣立つので、これから長野と東京を行ったり来たりの気ままな生活になる予定です。人生の新しいステージのはじまりにワクワクしています。

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