【バラの手入れ方法】急にバラの元気がなく枯れてきた!病気?害虫?どうしたら良いの?

大切に育てていても、バラが急激に元気がなくなることがあります。

水をあげても活力剤をあげても肥料をあげてもどうにもならず、あれよあれよといううちに、枯れ果ててしまうこともしばしば。

原因別に素早く的確に対処しないと手遅れになるので、その前にどうしたらいいのか、ケース別に詳しくご紹介しましょう。

 

ミニバラが急に元気がなくなって次々枯れていく

母の日などによく出回るミニバラ。元気にたわわに咲き誇っていたのに、だんだん元気がなくなり、1本枯れ、2本枯れ・・・と次々弱っていくことがあります。

市販されているミニバラの多くは挿し木苗で、小さなかわいらしい鉢に植えられていることがしばしばです。

見ただけではわかりませんが、地下部で根の熾烈な縄張り争いをしていて、ミニとはいえバラには狭すぎます。

バラは基本は1鉢に1本のみ育てるものなので、そのままではすぐに枯れてしまいます。

 

すぐに鉢を外して、水を入れたバケツの中で根を優しくほぐして、1本ずつに分けましょう。

なるべく根を切らないように、無理に引っ張ったりしないようにやさしくほぐします。

直径も深さも25㎝以上ある鉢を生き残っている苗の本数用意して、1鉢に1本ずつ植えるようにしてください。

 

まれに、コガネムシの幼虫などが土の中に住んでいるため弱っていることがあります。

鉢を外すとコロンコロンと出てくるので捕殺し、やはり同じように水を入れたバケツの中で根を優しくほぐして1本ずつに分け、1鉢に1本ずつ植え替えましょう。

 

蕾や花が穴だらけで、葉っぱの数も一気に減っていく

もうすぐ咲くからと楽しみにしていたら、蕾に大穴があいていて、咲いたものは穴あきだらけの花。

なんだか葉数が急激に減っている・・・そんなときは、黒い尺取虫のような大食漢の害虫ホソオビアシブトクチバが巣くっていることがしばしばです。

直径1mm以下の時は、花びらの縁などに伸びきった形でねていたり、直径5mm以上にそだったときは下の方の枝にびろーんと伸びて寝ているので、ともすれば見落としがちですが、1匹いると必ずその周りに4~5匹います。

非常に大食漢なので、あれよあれよという間に葉っぱも蕾もなくなってしまうので、すぐに捕殺する必要があります。

小さいうちはともかく、薬剤がほとんど効かないので、テデトール(手で取る)で対応するしかありません。

大きいミミズサイズなので、触れない・捕れない人は(実は私自身がそうですが)、かわいそうにも思いますが、ハサミで中央から切るのがおすすめです。

放置するとあっという間に食い荒らされてしまうので、情けは無用です。

 

葉っぱに小さな穴がいっぱい・レース状の葉っぱがある

葉っぱに小さい穴がたくさんあいているものや、レース状になって葉脈以外ない葉っぱをみつけたとき、チュウレンジハバチなどのハバチの幼虫が大量発生していたり、アメリカシロヒトリの幼虫が大量発生していることもあります。

いずれも放置していると1本まるまるがダメになるばかりでなく、周りの木々にも被害が及びます。また、刺すタイプのものもあるので、手ではなるべく触らず、枝ごと処分するようにします。

虫がいるのを確認するのはハサミの先などではさんで裏を見るとよくわかり、一枚あるとその周りにも同じようなものがいくつもあり、卵もその周辺にあることが予想されます。

被害個所を含んだその周りを丸ごと、穴の開いていないビニール袋に切り取って入れて、しっかり口を縛って虫が出てこないように注意しながら、まとめて燃えるゴミに出すようにします。

虫が次のところに移動してしまうので、くれぐれも、切り取った枝をそのまま放置することのないようにしてください。

バラは葉っぱがたとえ全部なくなっても、また葉を出すことが多い強い生命力を持っているので、躊躇せずに大胆に被害箇所周りを処分するようにしてください。

 

どこも悪くないのに見る見るうちに弱っていく

地上部に全く問題がないのに、見る見るうちに弱っていくことがあります。場合によっては1週間もたたないうちに手の施しようがないまま枯れ果ててしまいます。

こんな時は、地上部ではなく、地下部に原因があることがしばしばです。

株元に穴をあけて中に巣くって中を食べつくしてしまうカミキリムシの幼虫のテッポウムシや、細長い蜘蛛の巣状のものを土の中から伸ばしている地蜘蛛、まさかこれがこれほど害をなすとは!とあっけにとられますがアリが巣をつくっていることも。

ミニバラと同じように、カナブンやカブトムシなどの幼虫やヨトウムシが根を食害していたりすることもあります。

 

テッポウムシの場合

テッポウムシの場合は、株元に穴が開いたりカスカスになっている部分ができています。

特にあまり注目しない裏側に多く巣くうのでよく調べて、見つけたらのこぎりで株を切断してでも虫を見つける必要があります。

たとえ株が半分になってもテッポウムシがいなくなればバラは元気になってまた成長を始めます。

いろいろな薬剤がでまわっていますがほとんど効きません。

防ぐ手立てとしては、

  • 木工ボンドのような幹のコーティング剤を株周りに塗っておく
  • 株元を白いもの(玉砂利やタイルなど)で覆っておく

ことが防ぐうえで有効とされています。

 

地蜘蛛やアリの場合

アリが多数出入りしていたり、蜘蛛の巣状のものが地中から伸びているのはすぐに見つけられます。

これらは両方とも薬剤がとてもよく効くので、アリはアリ用の散布剤を、地蜘蛛は地下部の虫によく効く強力な薬剤を散布します。

”草花にかけると枯れることがあるので注意”と書いてありますが、だからと言って何もしないと数日の命。

かけたほうがはるかに延命率が高くなり、強健種であれば数年でもとより丈夫に育ちます。

 

カナブンの幼虫やヨトウムシの場合

カナブンの幼虫やヨトウムシの場合、見ただけでは原因がはっきりしません。

鉢植えの場合は鉢を外せば簡単に確認できますが、地植は冬以外むやみに掘り起こせないからと冬を待っていると枯れてしまうので、この際周りを掘ってみます。

いれば株周りからコロコロと出てくるので、移植ごてで軽く掘ってみるとよくわかります。

幼虫がどういうものかわからなくても、出てきたミミズ以外は移植ごてで撲殺しておけば退治できます。

 

親を見かけたら子供がいる

カミキリムシやカナブンを見かけたときは、そののちそれらの幼虫の被害が出ることが予想されます。

バラを優先するのであれば、カミキリムシやカナブンを見かけたときは直ちに捕殺しておくことをおすすめします。

かわいそうだから追い払ったのであれば、また戻ってきたり、近隣のバラに被害が出ます。

自分だけ被害が出なければいいわけではないし、育成は虫の好きな方にお任せします。

 

蕾や葉が真っ白になったり、葉が黒くなっていく

蕾や葉がおしろいを振ったように真っ白になるうどんこ病や、葉っぱに大きな黒い斑点がいくつも出て葉が落ちていく黒星病はバラによくあらわれる病気です。

そのまま放置しているとどんどん広がってしまうので、早めの対処が必要です。

 

うどんこ病

 

うどんこ病はカビの一種なので、風によって周りにも拡散していくため、病巣部分が広範囲になってしまう前に早期に対処が必要です。

おすすめはベニカXスプレーなどの病害虫対策用のスプレーです。

病巣部分にべたべたになるまで薬剤を散布します。

翌日には大部分が治癒しているので、残った病巣個所をまたスプレーでべたべたにします。

数日繰り返すときれいに根治しますが、別のところでもまた出ることがある病気なので、また同じことを繰り返します。

病巣部分が広範囲で一日では薬が効きにくい場合は、治ってもその部分はあまりきれいな花が見込めないうえ、他に広がりやすいので、病巣部分を多めに切って取り除くようにします。

カットに使ったハサミはきれいに水洗いした後、アルコールをかけるなどして消毒しておくと、他に病気が発生しにくくなります。

切り取った枝はごみ袋の口をしっかり縛って密封して、燃えるごみとして処分しましょう。

 

黒星病

葉に黒いぶちのような大きめの斑点が出てくる黒星病も、どんどん広がってしまいやすい病気です。

うどんこ病と違って、あまり薬剤が効きにくいので、病巣部分を取り除いて対処します。

斑点の出てしまった葉をはさみか手で取り除き、必ずその葉はごみ袋に余さず集めて燃えるごみとして処分します。

株元にすでに落ちている葉も同時に集めて処分しておきましょう。

場合によっては葉のほとんどがなくなってしまいますが、黒星病の出た葉をそのままにした時のダメージの方が大きく、バラは何とかリカバリーしてくれる強さがあります。

 

まとめ

育てているバラが弱ってきたら、そのままにしているとあっという間に枯れてしまうので、それぞれの状態に合わせた対処方法が必要です。

地上部の病害虫はすぐに見つけられますが、見つけにくいうえにダイレクトに枯らしてしまうのが地下部の病害虫です。

しっかりと水やりしているのに枯れそうなときは、直ちに対処しないと大株であっても数日で枯れ果てます。

長くバラを楽しむために、病害虫対策をしっかりと行っていきましょう。

 

これからガーデニングを始めたいという方向けに、土の作り方からご説明していますので、こちらも参考にしてくださいね。

 

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