1. TOP
  2. ライフスタイル
  3. 初心者ガーデナーの貸し菜園体験記【その3】

初心者ガーデナーの貸し菜園体験記【その3】

 2018/05/30 ライフスタイル
この記事は約 9 分で読めます。 64 Views

当記事はガーデニング歴の長い筆者が、平成22年の春~平成29年春まで、55平方メートルの民間の貸し菜園を借りて野菜づくりにチャレンジした際の経験談をご紹介したものです。

この記事は3回に分けてご紹介します。

今回は「初心者ガーデナーの貸し菜園体験記【その3】」として第3回をご紹介します。

【その1】【その2】をお読みになっていない方は、続きの内容となっていますので、まずはそちらからお読みいただければと思います。

 

貸し菜園体験記もいよいよ、【その3】に入りました。

野菜栽培経験の浅い素人ファミリーが貸し菜園で野菜づくりをはじめて、試行錯誤、というより、失敗の数々を経ながらも、草ぼうぼうに近い状態でもなんとか野菜づくりを数年間続けてきました。

もし家庭菜園をするなら、コレは絶対オススメだよ!という野菜や、コレはやめておいたほうがいいよという野菜など、ご紹介していきましょう。

おすすめではない野菜については、どういうふうに失敗したのか、何が難しかったのかも含めて、紹介していきたいと思います。

 

土壌改良しきれないイマイチの土の攻略は培養土で

元りんご園だった、雨が降ったらドロドロの沼地状態、晴れが続いたらひび割れた岩盤状になる土を、どうにか改良しようと様々な試みを行いました。

「大根十耕」もまっさおなほど耕しても柔らかくならず、牛ふん堆肥、鶏糞堆肥、バーク堆肥、腐葉土、いろいろ加えても効果なし。

まるでお手上げ状態だったので、最終的にたどり着いたのは、「培養土を山程入れる」方法でした。

 

非常に細い畝(うね)を間隔を開けて何本も作り、畝と畝の間に、ひとつ飛ばしで有機堆肥をまき、有機堆肥を入れた上に培養土を、2つの畝と同じ高さになるまで入れます。

要は、畑の土は培養土を入れるための器・塀として使い、野菜を栽培するのは培養土にしました。

培養土は春先に25kg 200円程度になるときに大量に購入しました。

毎年、10袋以上購入していたと思います。

培養土を使うようになって野菜の育ちは明らかに良くなり、土を柔らかくしようとしていたときに比べると労力も格段楽になりました。

 

週末ガーデナーに向くのは手間のいらない野菜

畑の野菜は、毎日水やりしなくても何ら問題なく育つものが多くありますが、晴れが続けばある程度水やりしてやらないと枯れるものもあります。

また、きゅうりやトマト、ナス、スイカなど、収穫時期を見極めないと、気がついたら巨大化していたり傷んでいたりするものもあります。

週末ガーデナーは、毎日畑に行って様子を見ることができないから「週末ガーデナー」なので、最低でも1~2日ごとには様子を見なくては枯れたり収穫時期を見誤るような野菜は、作るのは避けるのがおすすめです。

頻繁に様子を見る必要がある野菜をどうしても作りたいのであれば、毎朝出勤前に確認できるベランダなど、身近なところで育てるようにして、週末だけ様子を見に行くような貸し菜園では、毎日様子を見なくてもほったらかしでも育つような野菜を中心に育てるのがおすすめです。

 

芽出しに水がいるし、すぐ穴だらけになる【葉物野菜】

ほうれん草・小松菜・チンゲンサイなど、人間が食べても美味しい葉物野菜は、虫にも非常においしいらしく、1週間ぶりに畑に行ったらレースになっていた、というのもよくあることです。

これらの葉物野菜は、種を畑に直接バラマキして育てると、簡単に芽が出るので楽しいのですが、種をまいてから1週間くらいは、毎日水やりしてやる必要もあります。

ある程度育ったら、防虫ネットのトンネルなどでおおって虫が入らないようにすると、被害は減りますが、なくなるわけではありません。

虫がほんとうに嫌いな人は、はなから作らないほうがおすすめですが、それでも作る場合は、ベランダでプランターで育てるか、水栽培がおすすめです。

 

放置でもどんどんとれる【モロヘイヤ】

モロヘイヤも葉物野菜ですが、若木のように育ち、木の周りの枝を葉っぱごと摘むようなイメージを持ってもらえればよいのですが、摘んでも摘んでもどんどん葉っぱが伸びてきます。

葉っぱを摘むことで脇芽が伸びてきて、更にこんもりと茂ってくるので、一度収穫したら終わりといったことはありません。

苗を植え付けるときに水をしっかりあげる必要はありますが、その後放置していてもすぐ大きくなります。

虫もつかないわけではありませんが、それよりも伸びるスピードのほうが早いので、どんどん収穫できる葉物野菜として、初心者にもおすすめです。

 

巨大化したり水切れもする【きゅうり】

きゅうりはいいところで収穫しないと、あっという間に巨大化し、煮ても焼いても食べられない、まずい野菜になってしまいます。

水切れもしやすいので、晴れ続きのときは、ある程度の水やりは必要で、ぼんやりしていると枯れてしまうこともあります。

1週間おきに畑に行くだけでは世話がしきれないので、週末ガーデナーが育てるには、やはり身近なベランダでプランター栽培のほうがおすすめです。

 

トマトは難しいがミニトマトは植え付けすら不要に

トマトは、実が大きくなって色づくまで時間がかかり、途中雨にあたったりすると痛みやすいので、屋根を付けて育てたり、比較的栽培は難しくなります。

しかし、トマトもミニトマトも、あまり水やりは必要ないので、植えっぱなしで1週間おきしか世話できなくても、育てられます。

 

初心者ガーデナーにおすすめなのは、ミニトマトです。

取りにいけないときに、熟れてしまった実が落ちてしまうことがあるものの、非常に実が付きやすく、こぼれ種から芽がいくつもでてくるので、1度植えたらずっとこぼれ種でも育てられます。

 

ノーリスク・ハイリターン【じゃがいも・玉ねぎ】

週末ガーデナーでも何らリスクを負わずに大きな収穫が期待できる野菜としては、じゃがいもと玉ねぎは欠かせない野菜です。

 

じゃがいもは、種芋を植え付けるときですら、水やりをする必要がありません。

地植えにする場合は、徹頭徹尾水やりが必要ない野菜なので、「植え付ける→収穫する」大きな作業はこの2つだけです。

地上部が育ち過ぎたらある程度間引いたり、花を摘んだり、地上部にでてしまった芋に土をかぶせたりしたほうが、はるかに収穫量は増えますが、やらなくても収穫があります。

 

玉ねぎは、種からも育てられますが、初心者は苗から育てたほうが楽ちんです。

苗の植え付け時と、その翌日くらいは水やりしたほうがよく育ちますが、それ以外は放置で収穫があります。

 

育ちすぎても食べられる【オクラ】

ハイビスカスの仲間なので、花がとても綺麗で、実もどんどん取れる野菜に、「オクラ」があります。

収穫が遅れると、槍のような巨大化したオクラになってしまいますが、ヘタの部分にさくっと包丁が入る場合は問題なく食べることができます。

包丁が入らないような固いオクラは、残念ながら食べられなくなっています。

ただ、巨大化したオクラすべてが食べられないわけではないので、週末しか収穫できなくても食べるところがなくなることはありません。

市販のオクラが未熟果に見えて物足りなくなるくらいなので、ぜひ育ててほしい野菜です。

 

ナス・ピーマン・パプリカは可もなく不可もなく

育てるひとによって異なるのでしょうが、ナス・ピーマン・パプリカは、週末ガーデナーであっても収穫ができ、まめに面倒を見ても、見なくても、収穫量があまり変化した事がありません。

緑のパプリカなら収穫にも時間がかかりませんが、赤や黄色になるまで数ヶ月かかるので、パプリカは買った方が安いと思います。

ナス・ピーマン・パプリカは、作らなきゃよかったと思わないにもかかわらず、作っていて本当に良かったという思い出もない、何故かインパクトが弱い野菜です。

スペースが空いていて、作りたかったら作ってもいいけれど、無理して作るほどではないように思います。

 

大根・人参は土による

大根はかなり深く耕す必要があります。

柔らかな土でないと耕すのが大変なので、硬い土地のような場合は栽培には向きません。

人参は大根ほど深く根を張らないので、我が家のようなガチガチの土でも育つ野菜です。

ただ、人参は我が家のような土でもよく取れましたが、「美味しくないから食べたくない」と子供が主張する、見た目はマアマアでも味がイマイチの出来でした。

土のせいと言い切れませんが、種をいろいろ替えてもできたのはいずれもいまいちだったので、ガチガチの土には向かないのではないかと思っています。

大根は、ガチガチの土では人参程度のサイズにしか育たなかったので、柔らかな土でないと、おすすめではありません。

 

草塞ぎに大活躍【いちご】

いちごの苗を4つ、実家でもらって植えたら、数年で畑の1/2くらいまで広げてしまいました。

勝手にシュートを伸ばして増えていき、放置していたらどんどん増えました。

雑草よけの「草塞ぎ」として、重宝します。

9月に植え付けると良いと言われていますが、かなり寒さが増してきた10月末近くまで待ったほうが、簡単に根付きます。

元肥として、鶏糞堆肥を混ぜておく以外に、「いちごの肥料」と書いてある肥料をバラバラばらまいただけで、冷蔵庫の中が真っ赤になるくらい収穫がありました。

「水やりをしない」が地植えのコツです。

 

放置でもどんどん育つ【ネギ】

関西人なので、九条ネギを植えたのですが、年々太く育っていき、もしかして下仁田ネギだったのか??と疑いたくなるほど太くなっていきました。

土壌が硬かろうが柔らかかろうが、ネギはものともしなかったようです。

秋に、まとめて抜いておき、畑に1週間ほど放置してから、新しい場所に植え付けると、非常に元気に育ちました。

雪の中取りに行くのが面倒だったので、抜いたネギを庭の隅の土の上に置いていたら、根付いて、なくなるまで食べられました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

6年間、民間の貸し菜園を借りて家庭栽培を実施した体験記を3回に分けて記事にして見ました。

これから家庭栽培をしたいとお考えのあなたに何か参考なればうれしいです。

貸し菜園もその地域や設備区画の広さで価格も様々です。

ご自身のライフスタイルにあわせて、都合の良い設備をお借りになり、ガーデニングをお楽しいただければと思います。

 

追記:体験記1~3ではお伝えしきれなかったことを体験記追記として記事にしましたので、是非ご覧になってくださいね

\ SNSでシェアしよう! /

ここからボックスの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ここからボックスの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!
Sponsored Link

ライター紹介 ライター一覧

きなりのすもも

きなりのすもも

虫が大嫌いなのにガーデニングが好きなきなりのすももです。家族が東京に集合して逆単身赴任生活となり、東京⇔長野行き来生活を楽しんでいます。子供が巣立った後、家の内外に植物がどんどん増えています。長期不在でも維持管理できるガーデニングを模索しています。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 初心者ガーデナーの貸し菜園体験記【追記】

  • 初心者ガーデナーの貸し菜園体験記【その3】

  • 初心者ガーデナーの貸し菜園体験記【その2】

  • 初心者ガーデナーの貸し菜園体験記【その1】