私だけ大量の顔汗!原因は更年期障害かも!?生活習慣で予防・改善

最近、どうも疲れやすくなったり、身体がだるくて何もやる気が起きない、頭痛やめまいが起こる…。 内科を受診して、血液検査などをしても、特に異常はない。

でも、急に身体がほってったり、大量の汗をかいたりと、今までとはあきらかに違い体調がおかしい…。

一体何が原因なの?

40代半ばから50代にさしかかり、あきらかに以前とは違う体調の変化が現れ、さまざまな症状で悩む女性が多くなります。

もしかしたら私もついに来た!? と察したら、それは更年期障害が始まったのかも知れません。

誰にでも訪れる更年期障害は、人によってさまざまな症状が現れますが、代表的な症状として「ホットフラッシュ」と言われる症状があります。

「ホットフラッシュ」は、体内の体温調節がうまくいかず、「のぼせや」「ほてり」といった症状や全身や顔に大量の汗をかく「多汗・発汗」の症状を引き起こします。

特に顔から滝のような汗が流れる顔汗は、隠すことができなく恥ずかしい思いをしたり、メイクが崩れてしまうために、ひどい場合には、外出したくなくなるほどのツライ症状になります。

そこで、今回は、更年期障害の代表的な症状である「ホットフラッシュ」が引き起こす、「多汗」「顔汗」について、原因や解消法などを詳しくご紹介します。



多くの女性が悩む更年期障害の症状「ホットフラッシュ」とは?

女性が閉経前後の40代後半~50代にさしかかり更年期を迎えると、季節や気温、運動の有無を問わず、突如として暑さを感じて上半身が熱くなり、大量の発汗を経験します。

また、頭がクラクラしてボーッとなる「のぼせ」、顔やカラダ全体が、カーッと熱くなり紅潮する「ほてり」のような状態も合わせて、更年期障害の代表的な症状「ホットフラッシュ」と呼びます。

更年期の「ホットフラッシュ」はどうして起こるの?


更年期を迎える前後に生じる閉経により、卵巣の機能が低下して女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが少なくなります。
エストロゲンが少なくなると自律神経のバランスが崩れて、血管の拡張と収縮の抑制がうまく効かなくなってしまい、身体の中で体温調節がうまく機能しなくなってしまうことが原因です。

また、ホットフラッシュの症状は時間に関係なく発症し、緊張したり、メンタルストレスがきっかけになって起こる場合もあります。

急に身体や顔がカーっと熱くなったと思ったら、その後に急激に体温が低くなったり、上半身はほてっているままなのに、下半身は冷えてしまうといった状態になることもあります。

<若くても更年期障害になる!?>

更年期障害は、閉経周辺時期に当たる40代後半から50代に見られるのが一般的ですが、 なかには、30代から40代前半でも、そのような症状が起こる場合もあり、それは若年性更年期障害と呼ばれ、大半は婦人科で診察と診断が下されます。

若年性更年期障害は、メンタル面でのストレスや急激なダイエット、食生活の乱れによりバランスの良い栄養素を摂取できないこと、不規則な生活リズムなどによって発症しやすくなります。

 

 

身体や顔から大量の汗が出るホットフラッシュのおもな2大原因

何らかの疾患によるもの

大量の汗が全身に湧き出る多汗や滝のように流れ落ちる頭部や顔・額の顔汗の原因は、疾患によるものです。

甲状腺の異常や糖尿病の疾患があると、顔汗が増えることがよく見受けられるようです。
更年期が過ぎ去れば大半は治るようですが、個人差もあります。

ただし、留意する点としては、他の病気が原因で起こる可能性もあることなのです。
症状が長期間に及んだり重くて心配な場合には、医療機関である総合・大学病院やクリニックの専門医の診察、検査などを受け、病気ではないことを確かめておく必要があります。

精神的なストレスによるもの

極度の緊張や不安、恐怖など精神的なストレスを感じた時に、多量の汗がでることがあります。これを「精神性多汗症」と言います。

人前で発言しなければいけい時や恐怖を感じる時などに、汗をかいたという経験はありませんか?

これは、強い不安や緊張、恐怖心がストレスとなって、発汗を促す交感神経を優位にさせてしまったことが原因です。頭部・顔、特に額の周辺はエクリン汗腺が密集しているため、精神性発汗が生じやすい部位になります。

精神性多汗症の場合、多汗症の治療を行なうだけでは改善されず、直接の原因である「ストレス」が解消できなければ、症状の改善は難しくなります。

更年期の汗には臭いがある

更年期は、女性ホルモンや自律神経の乱れによって多汗症になりやすくなります。
女性ホルモンの減少によって発汗を抑える働きが弱くなります。また、自律神経の乱れから発汗を促す交感神経が優位となり精神性発汗が起こりやすくなります。

更年期の「ホットフラッシュ」で発汗される汗は、運動などでかいた汗とは違います。

更年期の多汗症による汗は、悪い汗の種類で、べた付きがあって不快な汗になります。周囲に与えるにおいの影響にも配慮が必要といえるでしょう。

 

 

「ホットフラッシュ」による多汗でも上半身と顔汗は違う!?

更年期症状の「ホットフラッシュ」が引き起こす大量の発汗は、主に上半身や顔に集中していますが、この2つの汗には少し違いがあります。

上半身の発汗

突然、カーっと身体や顔が暑くなり、身体、特に上半身に汗が噴き出ます。この汗は、少し時間が経つと治まりますが、繰り返しまた汗が噴き出てくるのが特徴です。人によっては、20~30分間隔で繰り返されます。

さらに、就寝中にホットフラッシュを経験している人もかなり多く、突然のほてりやのぼせと大量の汗が噴き出した後に、急激に体温が下がり悪寒に襲われるなどの症状が強く表れるために寝不足になってしまう人もいます。
このような身体の発汗は、婦人科などの専門医療機関でも治療で改善することができます。

顔汗

顔汗は、少し動いただけで、頭部や額から汗が滝のように流れてきます。一度、汗が流れ出してくるとなかなか止まらないのが特徴です。

室内や電車の中など冷房が効いた場所にいても顔汗は止まることなくしばらくは流れていて、ハンカチなどで拭いても治まりません。

顔は身体と違い、大量の汗をかいても隠すことができないために「恥ずかしい」「早く止まってほしい」など精神的なストレスがかなり大きくなります。また、一度、このようなツライ経験をしてしまうと、また起こるのではないかと、緊張や不安が強くなり精神性発汗をも引き起こします。

そのた、多汗症の治療を受けても改善できない場合も多くあり、顔汗には多汗対策のほかに顔汗専用の対策が必要になります。

 

 

更年期の多汗・顔汗対策方法


気になれば気になるほど顔のほてりや発汗がひどくなってくる…。ホットフラッシュはとてもつらい症状です。

更年期の症状の重さや期間は人によって異なります。一般的には、数年間は症状が続き、長い場合では、10年以上続く人もいます。

そのため、少しでも更年期障害の症状を和らげるように対策法や解消法の知識を得ることで更年期障害と上手に付き合って行くことをおすすめします。

上手に付き合っていくためには、シンプルに実践でき、持続可能な方法を習慣付けてしまうことが大事なポイントです。

多汗症状を軽減する生活習慣を取り入れよう

毎日の生活の中に軽い運動を取り入れる

汗を出す「汗腺」は、身体全体にあり、日頃から汗をかいている人は、全身の汗腺からバランスよく汗をかきます。しかし、運動不足の人は、日頃、汗腺を使用しないために、全身の汗腺をバランスよく使うことができなくなります。そのため汗腺が集中している顔・脇・背中などに集中して多量の汗をかいてしまいます。

また適度な運動は、自律神経のバランスを整える働きもあるので、毎日の生活のなかに、散歩・ウォーキング・サイクリング・ヨガなどの、身体にあまり負担が掛らない軽い運動を習慣として取り入れてみましょう!

肌着や服装を工夫する

突然の大量の汗対策として、肌着は吸水・速乾性があるものを選びましょう。また、ホットフラッシュによる汗は、臭が強い傾向があるので、抗菌防臭加工が施されたものを選ぶとさらに安心です。
また、体温調節のしやすいカーディガンやストールなどの羽織ものや通気性の良い服装がおすすめです。

自律神経のバランスを整える

<腹式呼吸や深呼吸でリラックスさせる>

腹式呼吸や深呼吸などは、自律神経を整える効果やリラックス効果があります。
ホットフラッシュの症状は、突然、多量の汗が湧き出るためかなりの動揺やストレスを感じています。そのため、症状が現れた時には、落ち着いて呼吸を整えましょう。

また、常に腹式呼吸や深呼吸などを意識することによって、副交感神経が優位になり身体をリラックス状態にしておくことができます。

<入浴で血行を促す>

ホットフラッシュが起こると、顔や上半身などが、カーッと熱くなってほてりますが、下半身や手足の指先などの末端部分は冷えている状態です。

そのような場合には、約40℃のぬるめのお湯に最低20分ほどゆっくり入って、身体の芯から温めます。

自律神経のバランスを整えるためにも、血流を促進するにもたいへん有効です。

また、入浴後2時間ほど経つと自然に体温が下がります。

人の身体は、一度全身の温度が上昇して、下がり始めた頃に、眠くなるようにできているため、そのタイミングで就寝するようにすると、質の良い睡眠が確保できるようです。
そのように自律神経を整え、身体全体からの汗を出すことを促進することが効果的です。

症状を和らげるのに効果的な食材を積極的に取る


更年期障害の症状を和らげるのに、効果的な食材として「納豆が挙げられます。多汗症にも効き目があるようです。

納豆が含有しているイソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲに、とても類似している成分が含まれているからです。

薬剤を注入するホルモン療法を選択しないで、納豆を毎日の食事に取り入れることによって、汗を多くかくことが減らせたり、更年期障害による大量の発汗を防ぐことが出来るようです。

 

納豆がどうしても苦手な場合には、同様にイソフラボンを多く含んでいる「豆乳」をおすすめします。

白砂糖ではなく健康的な蜂蜜や黒砂糖を混ぜたり、コーヒー粉末や牛乳で割っても飲みやすくなるでしょう。

 

顔汗によるメイク崩れ対策

どこでも、いつでも突如として、起こるホットフラッシュ。カーッと顔が紅潮し大量の汗がダラダラ…。ホントに困ってしまいますよね。

特に、顔から滝のように流れ落ちる顔汗は、身体の汗のように隠すことができないので非常に恥ずかしい思いを経験している人も多いですよね。
さらに、せっかく綺麗にメイクをしても大量の顔汗によって崩れてしまうと気分も下がり外出するのも嫌になってしまいます。

更年期障害の症状で悩んでいる症状として、そして、顔汗がひどくなった、頭部・額から流れ落ちるスゴイ量でメイクも解けて流れてしまい困っている、という女性の悩みを持つ人は少なくないようです。

首の後ろを冷やす

突然カーッとなって紅潮して顔汗が止まらない時のとっさの対策法としては、首の後ろ側にある太い血管を冷やすことで、取りあえず応急処置として、その場をしのぐことが可能になります。

首の後ろには頸動脈があり冷やすことで一時的に顔への血行を抑制することがでるので、
ウェットティッシュ・冷えピタ・冷却ジェルなどの熱さまし用シートを、 外出時には必ずバッグの中に準備しておきましょう。

顔専用制汗ジェルを使用する

女性の顔汗は、メイクが崩れるという最大の問題点があります。

更年期障害の症状を和らげる効果のあることを生活習慣の中で積極的に取り入れていくことは非常に大切なことですが、症状がすべて改善されわけではないので、あらかじめ症状が出ることを意識した対策が必要になります。

そこでおすすめしたいのが「薬用ノエミュ」という医薬部外品です。

配合された成分で、顔汗をしっかりと防御。1日中、サラサラの肌をキープすることが可能な、今、女性の間で、話題を呼び高い人気と評判と集めている顔汗専用デオラント、安心の肌に優しい無添加の医薬部外品です。

くわしい内容は、以下の記事で詳しく特集しましたので、興味のある場合は、参考にしてみてください。

 

更年期の多汗・顔汗対処としては、「更年期だからしかたがないのよね…。」などと思ってそのまま放置しておくと、症状が重くなることもあり、日常生活に差支えが出るほど重症になる場合もあります。

そのようなケースは、速やかに 婦人科や心療内科やメンタルクリニックなど医療機関の受診をおすすめします。

 

 

ツライ更年期の症状を自分なりの対策法で乗り越えよう!

今回は、更年期障害の症状、ホットフラッシュや顔汗の原因や、対策法について紹介してきましたがいかがでしたか?

更年期とは症状の差こそあれ、女性ならば誰にでもあるもの。そしてその時期は、いわば人生の折り返し地点ともいえます。しかし、いつか必ずとおり抜ける日がやってきます

平成27年の厚生労働省調査によると、女性の平均寿命は、86.99歳でした。これからまだまだ先は長いのです♪

「更年期障害の顔汗」を極度に心配したり、不安になったりせずに家族やパートナー♡友人に相談して自分のツライ気持ちを解ってもらうことが大切です◎

そして、前向きに楽しめる趣味やスポーツをライフスタイルに取り入れ、自分なりの対処法をあれこれと思案しトライしながら、悩みやストレスを軽減して、うまく付き合いながら乗り越えていきましょう

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