ダイエット成功者が多い【味噌汁ダイエット】!その理由と効果とは?

味噌汁は日本人とって馴染み深い料理の1つですよね。

ですが、最近の日本人の食事は欧米化が進み1日に1度も味噌汁を飲まない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1日に1度も味噌汁を飲まない、という方、実は味噌汁はダイエットに適した素晴らしい食事だということをご存知ですか?

また、ダイエット効果だけでなく味噌汁を飲むだけで様々な病気の予防効果も期待できます。

どうして味噌汁を食事に取り入れるだけでダイエットができ病気の予防効果も期待できるのか、味噌汁ダイエットのやり方や効果などを詳しくご紹介していきます。

 

なぜ味噌汁でダイエットできるのか

味噌汁ダイエットは、味噌汁を取り入れるだけの簡単なダイエット法なのにどうして成功事例が多いのか?
それにはこんな理由があります。

1.満足感がある・・・温かい料理は食事の満足度が高くなります。また、食材や出汁の旨味が食後の満足感を高めてくれます。

2.沢山の野菜が摂れ、飽きない・・・味噌汁は基本的にどんな具材も合いますし、火を通すことで野菜の嵩が減り沢山食べることができます。また、毎日具材の組み合わせを変えれば飽きずに続けられます。

3.用意するのが簡単・・・味噌汁は10分もあれば簡単に準備することができますし、多めに作って冷蔵庫に入れておけば忙しい朝でも温めるだけで手軽に飲むことができます。

4.低カロリー・・・味噌汁のカロリーは入れる具材によっても違いますが、豆腐とワカメの場合は1杯(142g)で約43kcal!
カロリーが高そうだと思われる豚汁でも1杯(176g)約121kcalしかありません。

また、味噌汁ダイエットで成功事例が多い理由には味噌に含まれる様々な栄養も味方になっているからです。

味噌に含まれる栄養素

〇たんぱく質・・・味噌の原料である大豆にはたんぱく質が豊富に含まれていて、たんぱく質は消化されるとアミノ酸に変わり、このアミノ酸の中にはロイシン・イソロイシンという脂肪を燃焼させる効果のあるアミノ酸も含まれています。

〇ミネラル・・・カリウム、マグネシウム、鉄分、ナトリウム、リン、亜鉛、ヨウ素などが含まれていて食べたものをエネルギーへ変える働きがあります。

〇ビタミン・・ビタミンB1、B2、B6、B12、E、K、葉酸、パントテン酸、ナイアシンなどが含まれています。

〇大豆サポニン・・・腸内環境を整えてくれ、代謝を上げ、脂肪の吸収を緩やかにしてくれる効果があります。

〇レシチン・・・脂肪を溶かし排出し、コレステロールを除去してくれる働きもあるので血液がサラサラになる効果もあります。

〇イソフラボン・・・女性ホルモンと似た働きをしてくれるだけでなく、骨粗鬆症の予防効果も期待できます。

どの味噌がいいのか?

味噌には、赤味噌・白味噌とありますがどちらの味噌にもそれぞれ良いところがありますので、飲みやすい味噌を使用したり、気分によって変えてみてもいいかと思います。

〇赤味噌の良いところ・・・代謝アップ効果、抗酸化作用のあるメラノイジンが白味噌より豊富。

〇白味噌の良いところ・・・空腹感を抑えてくれるギャバが赤味噌よりも豊富。

 

味噌汁のダイエット以外の効果

味噌汁にはダイエット効果だけでなく、その他にも様々な嬉しい効果が期待できます。

美肌効果

味噌に含まれる遊離リノール酸が、シミのもとになるメラニンの合成を抑制してくれるという研究結果が出ています。
また、味噌には抗酸化成分が含まれていて活性酸素を消してくれる働きもありますので、シミやシワなどの予防や改善効果も期待できます。

生活習慣病予防

味噌の褐色色素には、食事の糖分の吸収を遅くさせ、食後の血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあるので糖尿病予防の効果が期待できます。
また、大豆たんぱくと味噌の成分には高血圧防止ペプチドという血圧を下げる物質が含まれているという研究結果がでており、味噌には血圧を下げる効果があると証明されました。

便秘改善

手のひら

発酵食品である味噌には植物性乳酸菌が含まれていますので、腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らしてくれ腸内環境を整えてくれます。
また、味噌汁の具材となる野菜や海藻の食物繊維が便のスムーズな排出を促してくれます。

ガンの予防

1日に3杯以上味噌汁を飲む人は飲まない人に比べ乳がんの発生率が40%低下するという研究結果が出ています。
また、味噌汁を飲む頻度が高い人ほど胃がんによる死亡率が低いことも分かっています。
さらに、味噌汁は腸内環境を整えてくれるので大腸がんの予防効果も期待できます。

 

味噌汁ダイエットのやり方

味噌汁ダイエットのやり方は、毎食時に味噌汁を飲むだけなんですが、ダイエットに効果のある具材や食べすぎを防ぐために、最初に味噌汁から飲むなど意識すると効果が出やすくなるようです。
また、早く結果を出したいという方は、朝食・昼食・夕食のいずれかを味噌汁のみにすると1日の摂取カロリーを減らすことができますし、味噌汁は野菜や海藻などを入れ具沢山にすると食べごたえもあり、腹持ちも良くなり食後の満足感が高まります。

 

味噌汁に入れるおすすめの具材

味噌汁に入れる具材は基本的にどんな具材でもいいですが、ジャガイモやカボチャなどの糖質が多い野菜を入れるのはダイエット効果を実感しにくくなってしまうかもしれませんので、できるだけ控えるようにしましょう。
ダイエット効果を高めるには以下の具材がおすすめです。

〇豆腐・・・代謝をアップさせ糖質の吸収を抑えてくれる効果があります。

〇キャベツ・・・満腹感が得られ便秘改善にも効果的。また、女性ホルモンのエストロゲンを活性化させる成分も含まれています。

〇きのこ類・・・食物繊維豊富で便秘解消、脂肪燃焼促進効果があります。

〇小松菜・・・カルシウムが豊富なので、骨粗鬆症の予防に効果的。

〇玉ねぎ・・・脂肪燃焼の吸収を抑え、代謝アップ効果があります。

〇しじみ・・・オルニチンが脂肪の代謝を助け肝機能を高める効果があります。

〇もやし・・・低カロリーでビタミンCや食物繊維も豊富。

〇豚肉・・・たんぱく質を補え、代謝アップ効果があります。

〇鶏肉・・・高たんぱく・低カロリーで疲労回復効果も期待できます。

 

味噌汁ダイエットの注意点

味噌汁ダイエットを成功させるにはいくつか注意点もありますので覚えておきましょう。

〇味噌汁は1日3杯まで・・・味噌汁はカップラーメンや梅干しよりも塩分は低いですが、摂りすぎれば塩分過多になりむくみの原因にもなってしまいます。

〇味噌汁は手作りする・・・今は手軽に色々な具が入ったインスタント味噌汁もありますが、インスタント味噌汁は手作りのものより塩分も多いですし、食品添加物も気になるのでできるだけ手作りするようにしましょう。
できれば出汁からとった方が味噌の量も減らせますし、出汁の旨味で満足感もアップするので時間に余裕があれば出汁から取って作るのがおすすめです。

〇即効性のあるダイエットではない・・・味噌汁ダイエットは即効性のあるダイエットではありませんし、3食のうちどれかを味噌汁だけに置き換えたとしても2食を食べすぎれば効果はありませんので、自分の食生活を見直しつつコツコツ挑戦しましょう。

 

まとめ

味噌汁ダイエットのやり方や効果をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
日本の伝統食であるお味噌を使って手軽にできるダイエット法なので始めやすいのが嬉しいですよね。
また、ダイエット効果だけでなく温かい味噌汁を飲むと心がほっとし、疲れも和らぐのではないでしょうか。
味噌汁に入れる具材は、糖質の多い物をできるだけ控えるようにして、自分に合った組み合わせを見つけながら楽しく続けていきましょう。