あなたは知っていた? ガン予防やさまざまな効果で注目される食材「ビーツ」。

皆さんは、「ビーツ」という野菜をご存知ですか?
ビーツは、ロシア料理のボルシチに欠かせない野菜なんです。
赤い色が特徴的で、見た目だけではなく、栄養素を豊富に含んでいるので、最近中も記されてている野菜なんですよ。
そんなビーツは日本では、調味料としても使われている「甜菜(てんさい)」の原料にもなっていたんです。
またビーツはショ糖を含むため、疲労回復効果などが見込めることで、女性には嬉しいクマなどの予防にも繋がり、美肌効果が期待できます。
さらに、豊富なポルフェノールが含まれており、強い抗酸化作用があるので、ガン予防にも注目さされています。
今回はその理由と、ビーツの効果的な調理方法など詳しく紹介します。
ビーツにはどういった効果があるの?
西洋の野菜と言うこともあり、まだ日本では浸透されていませんよね。
ただ最近では、ビーツの効果を取り上げるテレビ番組も増え、巷でビーツを目にすることもありますよね。
それでは今回はビーツの健康面、美容面といった点について詳しく紹介しますね!
①腸内環境を整える効果
ビーツには、食物繊維や天然のオリゴ糖が含まれています。
食物繊維の主な特徴としては、悪玉菌や毒素を吸着して排泄する働きがあり、また善玉菌も増やしてくれるのです。
便秘体質に悩まれている方の場合長い間、便中に含まれる老廃物が溜まり続けることによって、腸内環境が悪化していくのです。
また便秘が長く続くことによって、毒素や悪玉菌などの有害物質が血液中に入り込んでしまい、吹き出物や肌荒れなどの目に見えるトラブルが起こりやすくなります。
なので便秘気味の方は、積極的に摂ることをお勧めします。
②疲労回復効果
ビーツに含まれている、「NO(エヌオー)」とよばれる一酸化窒素があります。
「NO(エヌオー)」とは、血液の流れをよくするだけではなく、血管自体の筋肉を拡張させる作用があります。
そのため、心臓病や脳卒中の原因となる血栓を予防する働きがあるのです。
また、血流量を増やして体内の酸素がうまく使われる手助けをする働きがあるので、筋肉増強効果が期待できます。
その結果、疲労を回復させる力がアップすることがわかっています。
③ガン予防の効果
ビーツの赤い色素成分には、「ベタシアニン」が含まれています。
このベタシアニンとは、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用があります。
そのため、ガンの抑制効果があると言われています。
④肝硬変や脂肪肝の予防効果
ビーツに含まれる「ベタイン」には、肝臓の機能を高める機能があります。
また肝臓に脂肪がつきにくくする作用があるため、肝硬変や脂肪肝を予防する働きがあると注目されています。
ビーツに含まれる豊富な栄養素とは?
ビーツは鮮やかな見た目とは違い、実はさっぱりとした味なんですよ。
また嬉しいことに、腸内環境を整える効果があるので、是非とも食べてみたい野菜ですよね。
さらにビーツは、「飲む天然輸血」とも言われているんですよ。
今回はビーツに主に含まれる栄養素およびその効果について詳しく説明しますね!
①NO(一酸化窒素)エヌオー
この一酸化窒素は、血管の筋肉を柔らかくしてくれる効果があります。
また血流の流れもスムーズになる作用があるので、体内の血液循環が良くなる効果もあります。
そのことで隅々まで栄養が巡るようになり、新陳代謝が良くなります。
代謝が良くなることで、疲労回復効果も高まるのです。
さらに、血液の流れが良くなるとことで、心臓病や脳卒中の原因となる血栓も予防してくれます。
②ベタシアニン
ビーツには、高い抗酸化作用があるといわれている
鮮やかな赤い色素のベタシアニンが豊富に含まれています。
ベタシアニンは、活性酸素を抑制する働きがありそのため、ガン予防にも効果が期待されています。
③ベタイン
ベタインとはアミノ酸の一種でもあり、旨味成分の一種でもあります。
女性にとってうれしい効果としては、髪の毛や肌に効果抜群なので、潤いや弾力を与えてくれますよ。
またベタインは保湿性や吸収性が高いため、よく基礎化粧品などに含まれていることがあります。
さらに、肝機能を高める効果も高いので、肝硬変を抑制する効果にも注目されています。
ビーツはどこで購入できるの?
ビーツは、スーパーフードなので積極的に取り入れたいものの、なかなか購入できる場所がないですよね。
外国の野菜ゆえに、八百屋やスーパーなどに行っても、お店でビーツを目にすることは、残念ながらなかなか無いかもしれません。
今回はビーツを購入できる場所について、紹介しますね。
①輸入食材店
カルディや成城石井などの輸入食材店には、缶詰めタイプでのビーツが販売されています。
缶詰になっている状態なのですが、価格は400円前後と非常に低価格なのも魅力ですよね。
缶詰めのビーツの場合、食塩で味付けした輪切りのビーツになります。
そのためアク抜きせず、そのままサラダに混ぜて食べる時に使えるので、料理の時短にも繋がりますよね。
②ネット通販
ビーツの収穫時期は、だいたい秋口です。
収穫時期には店頭に並んでいることも多いのですが、春から夏にかけてはお店で見つけるのは非常に困難だと言われています。
また販売しているお店によっては、ビーツがすぐに完売してしまうというお店もありますよね。
そのためなかなかお店で、生のビーツを手に入れるのは難しいのが現実です。
生のビーツを手に入れたい場合は、直売所で予約をするか、もしくはネット通販で購入するという方法もあります。
ビーツの値段は普通の野菜と比べると、割高となってしまいます。
ただ健康のことを考えれば、積極的に試したいものですよね。
ですので、通販購入の場合はアマゾンでビーツの販売がしています。
しかも、量も多く価格もお手頃価格なので購入してみるのもいいですよ。
ビーツのお勧めな調理方法とは?
ビーツは世界三大スープと言われる、ボルシチが有名ですよね。
それ以外にもいろいろな食べ方がありますが、せっかく食べるなら、ビーツの栄養素を、損なわずに食べたいですよね?
ビーツお勧めの調理法をクックパットからピックアップしてみました。
①疲労回復に!ビーツのスムージー
②高血圧と鉄分補給にビーツのサラダ
③ビーツのピクルス
④食べる血液★ビーツのスープ
⑤ビーツって美味しい!本格ボルシチ
ビーツの栄養素をそのまま摂取するには?
寒い時期にはやはり、スープを飲みたくなりますよね。
スープももちろんおすすめな食べ方なのですが、それ以外にもサラダとしても食べれるのを知っていましたか?
それでは今回はビーツの栄養素をそのまま上手に、摂取するポイントを紹介しますね。
①サラダとして食べる際のポイント
ビーツをサラダとしても食べたいところなのですが、生の場合は、かなり土臭いので食べにくいみたいです。
生で食べる場合は、ピクルス(酢漬け)やサラダが一般的です。
生で食べるメリットとしては、加熱調理をしてしまうと30%の葉酸を失ってしまいます。
生のビーツを使う場合は、冷たいスープもおすすめです。
ビーツを皮をむいて適当な大きさに切り分け、その際にブイヨンで柔らかくなるまで煮てからミキサーにかけます。
なめらかなピューレになれば、冷蔵庫で十分冷やしてオレンジジュースやヨーグルトを加えると、冷たいスープができ
夏場には好評ですよ!
②スープとして食べる際のポイント
これからの寒い時期といえば、スープといった、温かいものを食べたいものですよね。
ビーツは結構硬い野菜なので、下準備としてしっかり柔らかくなるまで火を通す必要があります。
一つ目としては、皮付きのまま塩と酢を加えた湯で1~2時間茹でて柔らかくします。
ちなみに切ってから茹でると、どうしても色が水に溶けだします。
それによって、せっかくのビーツの持つ赤色が抜けてしまいます。
二つ目としては、皮付きのまま塩を振ってアルミホイルで包みます。
それを、120~140℃程度のオーブンで時間をかけて焼く方法があります。
この場合ビーツが、焼き芋のような感じに仕上がり、さらに甘味が増しますよ。
どちらにせよ皮付きのまま、火を通すのがポイントです!
まとめ
いかがでしたか?
ビーツは「NO(エヌオー)」が含まれているため疲労回復の効果があります。
そのため疲労だけではなく、例えば紫外線・乾燥・寝不足・ストレスなどからくる肌あれをビーツが防いでくれるので、女性には嬉しい食材ですよね。
また、腸内環境を整えてくれる、スーパーフードでしたよね?
「ビーツはなかなか手に入らないから…。」と思い、食べる機会が滅多にないという方もいらっしゃいますが、通販だったり、缶詰などもあるので栄養豊富なビーツをこの機会にぜひ召し上がってみてくださいね。
初めは慣れない野菜ゆえに、調理に困る事が有るかと思いますが、慣れればいろいろなアレンジができる食材ですよ♪
お勧めスーパーフード