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【空の巣症候群】ってどんなもの? なりやすいタイプや、症状、対処法

 2016/12/18 健康
この記事は約 9 分で読めます。 876 Views

最近、なぜだか虚しい、何もやる気がおきない…

この先の人生、楽しいことなんてない…

肩こりや頭痛もするし、疲れもなかなか取れない…

 

体調がすぐれないのは更年期かしら?

と思っているあなたの症状は、もしかしたら「空の巣症候群」かもしれません。

 

あなたの周りで起きた環境の変化によって、気がつかないうちに心にポッカリと穴があいてしまったことが体調不良を引き起こしているかもしれません。

 

空の巣症候群は重症になるとうつ病などを引き起こすこともあるため、適切な対応が必要になります。今回は、予防方法となってしまった際の対応についてお伝えします。

 

空の巣症候群ってどんなもの?


40~50歳代の母親が、子どもの巣立ちの時期に心身の不調を訴え、抑うつ状態に陥ってしまうことを指します。子どもの巣立ちをひなの巣立ちに例えて「空の巣症候群」と言われています。

 

子どもが大学入学・就職・結婚などで独り立ちしていくことは、母親にとってようやく子育てが終了し肩の荷が下りたと安堵することでしょう。これからは自分の時間が増え、好きなことができると喜ぶ人も多いと思います。

 

しかし一方で、子育てという「生きがい」を無くし、家にひとり取り残されてしまったという空虚感、無気力、不安感に襲われることもあり、抑うつ状態に陥ってしまう人も少なくありません。

 

空虚感などは、子育てに関わった親であれば多かれ少なかれ生じる正常な心理的反応ですが、子育てが生きがいになっていた専業主婦や子どもとの密着度が強い場合などは、心身の不調が強く現れ病気になってしまうこともあるので注意が必要です。

 

空の巣症候群になりやすいタイプとは?

 

子育ては一生懸命やろうと思えばキリがないくらい大変なことです。

長年、手塩にかけて育ててきた子どもが独り立ちする時には、母親なら誰でも虚しさや寂しさを感じるものです。

しかし、子育てを生きがいにしてきた良妻賢母型の専業主婦などは、虚しさや寂しさが強く、空の巣症候群になりやすいと言われています。

 

また、次のようなタイプの人も注意が必要です。

〇家や家族が大好きなタイプ

・外に出ることが苦手で、家にいることが好き

・家族の世話をすることが自分の生きがい(生活の全て)

 

〇内向的で完璧主義タイプ

・人付き合いが得意ではないため友人が少ない、いない

・近所付き合いがない

・子育てや家事を完璧にやりたいと思う、几帳面

 

〇自分のことは後回しタイプ

・自分のことより他人のことを優先に考える

・自分のために時間やお金を使うことができない、使うことに罪悪感を抱く

・気分転換が下手なのでストレスを溜めやすい

 

心当たりのある人は今から予防対策を行うと良いかもしれません。

 

空の巣症候群の症状について

 

空の巣症候群の症状には、精神的な症状と身体的な症状の2つが現れます。

 

<精神症状>

特徴的な症状として「空虚感」「無気力」「無関心」などがあります

・空虚感-何をするにも意味が感じられない、虚しくなる

・無気力-今まで出来ていたことがやりたくない、家事なども何もしたくない

・無関心-何事にも興味・関心がない、自分の身なりなどにも気を使わなくなる

 

症状が重症になると

自分は何の役にも立たない…

この先の人生楽しいことなんかないない…など

悲観的な考えをするようになりうつ状態になってきます。

 

また、1日中ぼーっとしている、集中力がない、テレビなどを見ても落ち着かない、わけもなく涙が出る、イライラするなどの症状も見られます。

 

<身体症状>

頭痛、肩こり、吐き気、食欲低下、不眠、胸苦しさ、疲れやすい、便秘などの症状が現れます。

 

症状や発症する時期が重なるために更年期障害と間違われることが多いですが、空の巣症候群は精神的症状が強く現れます。そのため、虚しさや寂しさからの逃避行動として、アルコールに頼ってしまう人もいます。

 

空の巣症候群の原因について

 

空の巣症候群の原因には、母親自身の要因と環境要因の2つが重なりあうことで症状が現れます。

・母親自身の要因-性格や考え方、更年期などによる自律神経の乱れなど

・環境の要因-親子・夫婦関係、喪失体験など

 

一般的にこの時期は、「実りと喪失」と言われ、身体、家庭、社会、心理的にさまざまな変化が起こるため、今まで積み重ねてきたことを見直す時期と言えます。特に女性は更年期や子どもの巣立ちの時期と重なるために喪失感などのストレスがかかりやすくなっています。

 

夢中で子育てをし、生きがいとしてきた母親は、子どもが巣立つ寂しさとともに、若さや体力の老化や社会とのかかわりが無いことなど、子育て以外に何もなく孤独であることを痛感します。

この先の人生に希望を持つことや自分の存在価値を見いだすことが難くなります。

 

夫婦関係は、良好であってもコミュニケーションが十分でなかったり、夫が多忙により家に不在がちになると妻の愛情の対象は子どもになります。また、一世帯の子どもの数が少ないので、時間をかけて子どもに愛情を傾けることで喪失感が強くなります。

 

空の巣症候群を予防するには?

 

空の巣症候群は本人や周囲の人たちの心がけ次第で予防することが可能です。

 

最も効果的なことは本人が、「母親の役割」についてしっかりと考え行動していくことです。

空の巣症候群のきっかけは、母親の役割が終了してしまったと思うことで現れます。

しかし、本当に母親の役割は終わったのでしょうか?

 

子どもに直接手をかけて育てていくことは終わったかもしれません。これからは「見守る」というかかわりかたで母親の役割を果たしていく必要があります。

子どもは、困ったことがあると必ずと言っていいほど親を頼ってきます。また、母親が充実した毎日を過ごすことは子どもの人生にとてもプラスに働きます。

 

〇生きがいや趣味を見つける

これからの人生を充実したものにさせるためには、生きがいや趣味が必要になります。

わかってはいるけど…いざ、何かを見つけようと思ってもなかなか見つからないものです。

 

今のうちから自分の時間ができたときにやってみたいことや興味があることなどをノートに書き留めておくことをおすすめします。

 

また、今はスマホのアプリや投稿サイトなどもあるので、得意な料理レシピを紹介したり、家事や育児などの知恵や技を紹介するなど、今までの経験を活かす方法を見つけることも良いかもしれません。

 

〇パートナーと話し合う

子どもがある程度大きくなったら今後の事を話し合うことも必要です。今までは子どもが中心の生活を送っていたと思います。今現在、夫婦間の会話は子どもの話ばかりではありませんか?

一生懸命子育てをしてきた時間よりも長い年月を夫婦2人で過ごすことになるかもしれませんよ。

 

空の巣症候群になってしまった際の対処法について

 

喪失感からの虚しさや孤独さは時間とともに軽減されていきます。

家族や友人などは、「人の役に立っている・必要とされている」「頼りにされている」と実感できるような環境を作ってあげることが症状を改善させるのに良い効果があります。

 

〇自分自身でできること

最初の頃は、ゆっくりと休むことが大切です。自分のために時間を使うことができない人が多いと思います。たまには「何もしない」「やることがない」という時間を過ごせるようになる経験も必要です。いままで20年以上も頑張ってきた自分を褒めてあげてください。

 

気分が落ち着いてきたら、子育てに変わる生きがいや趣味を見つけたいのですが…

長年、自分のことを後回しにしてきたので簡単なことではないかもしれませんね。以前にやっていたことや興味があったことなど、ゆっくり少しずつ行動してみましょう。

ちょっとしたお庭や、ベランダがあれば、ガーデニングを始めてみるのもよいかもしれませんね

 

また、ひとりで抱え込んでしまうと悪循環に陥ってしまうので、思い切って家族や友人などに相談する勇気も必要です。

 

〇パートナーができること

これまで子育てや家事を一生懸命やって来てくれたことに感謝し労ってあげてください。そして、これから夫婦2人の生活へと変化していくので、自分には奥さんが必要であること、大切な存在であることを伝えていくことが重要となります。

 

最初は、料理を褒めることや一緒に外出をする機会をふやすことなどパートナーに趣味があるようなら誘って一緒に出かけることも良いと思います。

 

〇家族ができること

独り立ちはしたけれど母親としての存在は今までと変わらないことを伝えましょう。時間があれば電話やメールなどで近況を報告することや相談事をしても良いかもしれません。また、同居している家族の場合は、些細な変化を見逃さないようにしてあげてください。いつもと違う、何か様子が違う場合は症状が進んでいる場合もあります。

 

〇友人ができること

買い物や趣味に誘うなど、今までと違ったことに目を向けるきっかけを作ってあげてください。

また、悩み事を相談したり、得意であったことを教わったりしても良いかもしれません。

 

症状が悪化している場合などは、早めに医療機関にかかりましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

最近感じる心身の不調は、更年期ではない可能性があることがわかっていただけたでしょうか。

空の巣症候群は、子育てを一生懸命やってきた証でもあり、また第二の人生を自分のために真剣考える時期だというサインでもあります。

 

人生まだまだ先は長いです。

これからの人生楽しく、充実したものにしたいですね。

 

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